高気圧ハイジによる2023夏のアルプス天候の傾向とお勧め天気アプリ~マッターホルンといろいろ遊んでみた画像と共に~

 
8月17日以来 ずうぅ〜っとマッターホルン丸見えの日々が続いております。
本当は昨日控えめにしようと思ったのだけど晴れの日を有効活用しないともったいない!と思い気になっていたロングコースへ…気づけば8時間歩行、標高差1000m、23km近く歩いていた。
マッターホルンの北壁を真正面から見られ とても変化のある楽しいコースでした。
 
さて今夏アルプスの天候ですが ざっくり言うと一週間ごとに晴天→雲・雨多め…の繰り返しな感じ。
※あくまでティラーノ〜ツェルマット〜グリンデルワルドを移動している私の個人的印象(放牧か?)
 
下界では熱波で水不足と言われている地域多ですが、アルプスはむしろ例年より雨多めなくらい。晴天の時はかなり暑くなりからっからになるけれど、崩れる時はゲリラ豪雨的にかなり土砂降りになります。そして一度雨が降りだすと続く事が多い今年。全く雨が降らず雑草すら枯れかけた去年から比べたら、暑さと雨・涼しさが交互に来るので自然の動植物にとってはいい夏だと思います。おかげでポルチーニなどキノコ類も割と早い時期から取れ始めしかも結構豊作。
 
一週間ごとに天候が極端に変わるのは 今年は偏西風の動きがゆっくりだそうなのでその影響かも知れません。
実際天気予報を見ると25日あたりから崩れがちになる模様。
 
私はいつも、Meteo Swiss というアプリで天気を見ているのですが、これはとっても詳しくてお勧めです。ライブ映像も見られるし、今後24時間の雲の動き、雨予想などがアニメーションで見られる。これを見ていると確かに、暑い日が続く時は雲の流れが南西から北東へ、寒くなる時は北西から南東に向けて流れます。これを見ると、地球の大きな躍動の中に私達はいるんだな…という事が実感できますし、もちろん精度も高いので大体予報は当たる。こんな本格的なのを無料で使わせてもらえるなんて、さすがスイスです。
↑マッターホルン裏側(北壁)の深い谷。写真左側の黒い岩肌からマッターホルンが始まっている。こんな普段は見えない部分を歩けるのが魅力のコースでした。
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…という事で、長めのスパンで不安定な天候が続いているアルプスなのですが、なぜか私が滞在する機関は晴れに当たることが多いです。アルプスのハイキング・トレッキングガイドをさせてもらって早10年近くになりますが、今までで雨具を着て歩いた経験も5回くらいしかない。
つまり、いわゆる「晴れ女」なんです。
そして遺伝と言っていいのだろうか?私の母も相当の晴れ女。
全く科学的根拠はないものの、やっぱり晴れ女とか雨男とか、あるよね…と今までの自分や他の方の経験上思っている。
 
なので、私にガイドをご用命いただくとお天気保障かも知れません!?
↑マッターホルンと午後の陽光。
 
↑北壁を正面から。氷河がまだ分厚く残っている。山頂にちょうど三日月が♪
 
↑ マッターホルン北壁を背景にごうごうと流れ落ちる滝。
 
↑ ツェルマットの街にようやく帰ってきたころは、夕焼けに染まるマッターホルンの脇に三日月が…というとっても素敵なシチュエーションになっていました。これ見て疲れが吹っ飛んだ。
 
 
↑ マッターホルンとふわふわエーデルワイス。
 
 
 

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