息をのむ美しさ、レーティッシュ鉄道ベルニナ線最標高駅、月明かりの峠の夜~やっぱりたまには違う事をしてみよう

世界遺産レーティッシュ鉄道ベルニナ線。
その沿線でも最も標高の高い駅として有名なOspizio Bernina(オスピツィオ・ベルニナ)駅。
標高が高い、つまり峠になっています。
 
Passo Bernina illuminato dalla luce della luna piena (quasi)
 
車で電車で、もう何度も通った事のあるベルニナ峠ですが
この秋初めて、この峠に立つ一軒家ホテルに泊まってみました。
 
夜の様子をゆっくり見たのは初めてなのだけど…
快晴とほぼ満月が相まって とんでもなく美しいです。
 
澄んだ空に、冠雪したての山が冴えた月明かりに照らされてくっきりと。
 
峠というのは人の通り道であると共に風の通り道にもなるので 
雨風が吹くととんでもなく荒れるのだが 
今夜はほぼ無風なおかげで 湖面が綺麗に景色を写して…
見慣れたはずのものでしたが 
少し時間と場所を変えるだけで全く別のもののように見える。
いや 別のものなのだ。
 
実際に、このような無風で晴天、かつ(ほぼ)満月が揃う状況なんて一年を通してもなかなかなく、さらにほどよく冠雪した状態なんてさらに限られる…
同じ場所でも、時間や季節、天候により全く同じ事は一度としてない。
そしてそれを眺める自分も、前回とは時や状況が変わって気分も違えば見え方も変わるし、毎日生まれ変わる細胞の代謝を考えても、三か月も間が空けば身体ごと生まれ変わっていると言っても過言ではない。
 
楽な方に流れがちなヒトというものは(特に自分)、何かと
「それもう知ってる」「もう見たから」「行ったことあるから」
などと”やらない”言い訳をしがちだけれど、
たまにはいつもと違う状況から見てみるって大切だなぁ…と今回改めて思いました。
旅行のみならず、仕事や人づきあいもね。
 
 
↑ 同アングル、シャッタースピード比較。
どちらもiPhoneで撮影ですが、上の明るい方は「ナイトモード」で三秒。
下は普通モードで普通スピード。
 
現場で見えたのに近いのはもちろん下なのだけど、やはり写真としては上の方がわかりやすく綺麗ですね。
…にしてもiPhoneのカメラ性能はやはり素晴らしい。これ、Proでもなく普通のiPhone11です。
三脚も使わず、ただ腕固定&一応三秒間は息も止めてる。それがいいのかな。
 

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息をのむ美しさ、レーティッシュ鉄道ベルニナ線最標高駅、月明かりの峠の夜~やっぱりたまには違う事をしてみよう” に対して 2 件のコメントがあります

  1. アキタケ より:

    こんにちは。ティラノの情報は非常に珍しくありがたいです。
    来年にはミラノ→ティラノ泊→ベルニナ線(サンモリッツ)を予定しています。
    ミラノ→ティラノ線の情報を頼りにしています。

    1. Hiroko-Valtellina528 より:

      コメントありがとうございます。励みになります。来年、是非いらして下さいね♪

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