ツェルマット散歩記録~気軽にアルプス登頂、オーバーロートホルンへ~

本日は下見でロートホルン展望台からオーバーロートホルンまで登頂して帰ってくるコースに行ってみました。

↑ オーバーロートホルン山頂より、フィンデル氷河とモンテローザ山群を眺めて。

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ロートホルン展望台:標高3103m。

オーバーロートホルン:標高3413m。

標高差約300m程度なので、割と気軽に行けます。

ただしスタート地点がすでに3000m越えなので、

・空気が薄い

・森林限界はとうに超え、草も生えていない荒涼としたガレ場が基本の山道

という事で、息切れしやすいし急斜面が多い。山歩きが全くの初心者だったり高山での歩きに慣れていない方はやめた方がいいでしょう。

↑ スネガからブラウフェルドに向かうロープウェイにて。本日も快晴♪

↑ 山道こんな感じ。右奥はスタート地点のロートホルン展望台。マッターホルンをずっと見ながら登れるので爽快。

↑ 先を行く人を見上げて。一部ロープをつたって登る部分もあり。

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また、夏季でもロートホルン展望台からの最終の下りロープウェイは16:00。

それを逃すと谷底のマッターホルンまで標高差1400mを降りなきゃいけないのでタイムスケジュールもお忘れなく。

私はこの日、午前中はやる事があったので少し遅め出発。山頂に着いたのは12:30頃。ゆっくり山頂でランチを食べてギリギリの14:20頃に下山開始となりました。

↑ 最近の山でのお気に入りランチはカップヌードル!ヨーロッパではこのチキン味のみ売っている。これを食べて体を暖め、汁を残さない為に残ったスープに炊いてきた玄米を入れて即席おじや風にして完食。…これのおかげでお腹いっぱいになり、復路最後の上りでひーひー言う事になるのをこの時は知らない。。。

↑ なに、食べたい?

↑ ほら、あ~ん♪ …ごっこをしてみた。

↑ マッターホルンと、我が家から持ってきた無農薬和梨。そして地元ナイフ・ランペリン。

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現地のコースタイムでは、上り:1時間10分。

下り:1時間5分。

ひとりでガツガツ歩けば確かにそのくらいの時間で行けるけど、日本人の場合はゆっくりな方が多く写真撮影でも結構立ち止まるので、標準タイムの1.5倍は推奨。

今回私はどちらもほぼコースタイムだったが、特に下りの時、最後に展望台へ戻る少しの上りでちょっとやられた。ほんの少しの上りに見えるが復路なので多少疲れている事と、お昼をがっつり食べた後だったので体が運動より消化にコミットしており、山頂からふもとまで下るくらいの時間を最後の少しの上りで費やしたように思う。山歩きでは常に余裕を持った行程で…を再認識した次第。

↑ ちょうどおそらく方角的にミラノ方面に向かうフライトのルートになっているようで、たくさんの飛行機雲が同じ方向に流れていました。あるで氷河に吸い込まれていくみたい…

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天気はこの日ももちろん良かった。

しかし、翌日から崩れます…の予報通り、山頂でマッターホルン及びその向こうのイタリア側の空を眺めていると、みるみるうちに雲が湧いてきて、ロープウェイで下に戻る頃にはマッターホルン山頂はすっかり隠れていた。本当に山の天気とは変わりやすい。そして特にマッターホルンが売りのツェルマットでは、これが見えるか見えないかで景観およびテンションもだいぶ変わるのである。

↑ 登頂直後のマッターホルン眺め。ツェルマットの街から見る御姿よりやや左からになり、より細身でかっこいいスタイルである。その奥、イタリア側に連なる山脈も見え、ザ・アルプス…という感じだ。

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晴れてはいたものの、もう9月に入ったせいかこのコースがマイナーなせいか、道中会ったのは10人もいないくらいで、とても静かでいいコースでございました。

山頂からは360度のパノラマで、他の展望台からは見えない部分~オーバーロートホルン北斜面からテーシュに向けての深い谷、間近に見えるRimpfishhornとそこから流れる氷河~が素晴らしい。本当にツェルマットエリアは深い深い谷で、東西南北に氷河を抱く山があるんだなぁ、と、アルプス中心部の雄大さをひしひしと感じられました。

↑ 山頂にて。

↑ 本日の成績。

↑ マップを画像バージョンにすると、わぁこんなところ歩いたんだ…と、地球を歩いている感じがして結構好きです。地図で見るとツェルマットの街もマッターホルンもすぐなのにね…

↑ 山頂にて。

 

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