永遠のロスバゲにならない為に~海外旅行でスーツケース迷子にならないコツ五選~

こんにちは、今日もまたツェルマット出張中のヒロコです。

今回は、危うく私のスーツケースが永遠のロスバゲ(なんか平成月九ドラマのタイトルにありそうだが洒落ではない。主演は当然キムタク。※ロスバゲ=ロスト・バゲージ)になりうる状況だった為そのエピソードをシェア、及び海外旅行する際のロスバゲ防止・早期救出につながる策を再確認したいと思います。

状況:

スイス国内の荷物託送サービス、ライゼゲペックにてティラーノからツェルマットにスーツケースひとつ託送。

9月9日朝にツェルマット到着予定も、その日夕方になっても届かず。ティラーノからだと遠いので遅れる事もある為、またスイスとは言えど日本のような「絶対」はないのは承知なので”まぁ明日午前中までは待とう”と。様子見。

しかし翌朝もなく。午後イチで行ってもなく。さすがにおかしい。そう言えば荷物を送ったあの日、ベルニナ線ではちょっとした事故で遅延が発生しており職員がバタバタと慌ただしくしておった。しかも土地柄半分はイタリア気質…まさかあの混乱に紛れて荷物はティラーノ駅で忘れられているのではあるまいか…と一抹の不安を抱きつつ、とにもかくにも山歩きに必要な洋服や雨具もほとんどスーツケースにぶち込んでいた為ないと困る。丸一日経っても未だ届かないのはさすがに一言物申しても良かろう…という事で駅窓口に問い合わせに行く。

すると若い姉ちゃんが丁寧に対応してくれ、ロスバゲ手続きもとってくれた。

そこはさすがスイスと言うべきか、荷物の色、大きさ、材質、ロック方法(ジッパーかバックルキーか)、内容物など結構詳しく聴取されて(画像参照)、さらに

・荷物が届くまでの間、生活に必要不可欠な物品(洋服や薬品など)は200スイスフランまで購入可。レシートを窓口に持ってきてもらえれば現金でお支払い、との事。

素晴らしい!

↑ ロスバゲ手続きの書類サンプル。

とりあえず二泊分くらいの物品は手荷物で持ってきていたので、残念ながら緊急で買うべきものはなくその体験はできなかったのだが、空港なみの対応に感動を覚えた。

一連の手続きを終え、ひとまず落ち着いて駅構内で今後の動きなどメモっていたところ、ふと着信に気づく。知らない番号ながらスイスナンバーである。これはきっと早速荷物関係の電話に違いない、本人確認か何かだろう… そう思って出てみると

ーハロー、ミスターヒロコ?

~えぇ、ミスターではなくミズなんですが確かにヒロコは私です。

 ※母音オで終わるせいか、こちらでは結構な確率で名前だけだとミスターと思われます。

ーあぁすいません。こちらはホテルEですが、あなたのラゲージがこちらにアリマァス。

~なぬぅ!?

 

同じツェルマット市内の、自分が滞在する場所とは全く無関係のホテルになぜか私のスーツケースが配達されたらしい。

えっ、でもなんでなんで!?荷物託送は駅から駅間だけなのに?そのホテルなんて泊まった事もないのに!?!?!? 脳内ハテナ満載なものの、とにかく所在が分かった事に安堵。早速実際に行ってみるとやはりあった。

レセプションの方は笑顔で迎えてくれて、いろいろ話を聞くに…

荷物が着いていたのは昨日夜。

ちょうど日本人グループの到着があり、それと一緒に運ばれてきたと。翌朝になりグループの添乗員から「これはうちのじゃない」と申告されて発覚。私にようやく連絡が着た次第。

おそらく、駅で係員が荷物仕分けをした際、名前や住所で判断してミックスされたのだろう。タグにはイタリア住所と日本住所を書いていたので…

日本人グループの添乗員さんも困った事だろう。何度も顧客名簿と照らし合わせたかも知れない。見知らぬ方ですがご迷惑をおかけしました。

その後駅に戻って無事荷物ゲットした旨を例の姉ちゃんに報告。良かったね~、しかしなぜこんなことが…タグ付いてなかったら危うく…と我が事のように安堵して下さいました。

 

いやしかし本当に、ネームと連絡先書いたタグを付けていなかったら、危うく永遠に見つからないところでしたよ。誰もが配送途中のどこかの駅にあると思っていたところ、全く無関係なホテルに… そんなミス思いつかないから問い合わせ自体しなかっただろうし、したとしてもまさかツェルマットの全ホテルに問い合わせするわけもないだろうから、いつしか不明ラゲージとして破棄される運命にあったかも知れないのだ。

タグがラゲージにとっては正に命綱となった今回の事例。

この経験を基に、原則ではありますがやはり

1.預け荷物にタグはつける。

これは改めて必須だなと思い知りました。さらに永遠のロスバゲ防止対策としてまとめると

2.万が一のタグ紛失(運搬途中でちぎれたり)に備え、連絡先タグは2個以上つける。

3.預け荷物の写真を撮っておく。(ロスバゲ時の説明に大変便利となる)

4.名前が書いていないまでも、旅行会社のタグも意外に役立つ。

5.預け荷物に貴重品、ないとすぐ困るものは入れない。必須物品は手荷物!

が挙げられます。

私は、国際フライトの際には上記項目は絶対確認するけど、信頼のおけるスイスの国内駅間移動だし…と油断していた面はあります。しかし万が一とは、本当に予期せぬ時に突然起こるもの。普段の備えが明暗を分けるな、と改めて実感した次第。

 

ちなみに項目4.ですが、これはちょっと身近な方に起こって笑っちゃったと共になるほどと思った事例より。

その方は空港のターンテーブルで出てきた荷物を複数引き取ってなんだかんだやってるうちに、うっかり自分がしょっていたリュックを地面に置いたまま立ち去ってしまったと。普段使いのリュックなのでネームタグなんてつけてない。しかし偶然にも旅行会社のタグを付けていた為、空港から会社に連絡が行き当日の帰国者から判断して持ち主が判明した…という事でございました。

両手がふさがるとそれで満足するのか三つ以上の荷物って忘れがちなんですよね、わかります。

こういった諸々の事例をふまえて今後は、あらゆる荷物にネームタグ2個付け、あるいは旅行会社タグをつけようと思いました。

あなたの今後の旅行に役立ちますと幸いです。

 

 

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