世界遺産レーティッシュ鉄道ベルニナ線駅Tirano在住、唯一の日本人がお送りする現地情報。

ここでは、日本の旅行関係者にもあまり知られていないTiranoの街の見どころをご紹介します。

一般的にはまだ「ベルニナ線の乗り継ぎ」という認識だと思いますが、それだけではもったいない!歴史・グルメ・文化の魅力盛りだくさんの街なのです。是非、最低一泊はしていただいて小さいながら雰囲気ある街を満喫してくださいね。

本当は1週間くらいいてもらっても全然飽きない街、と自負はしておりますが、お忙しい旅の中でTiranoのようなマイナーな街には1泊程度が限界の方も多いと思いますので、本当に厳選!半日~一日と仮定して、最低限ここは抑えて下さいね…なポイントをお伝えします。

旧市街

中世のフレスコ画がそのまま残る三つの城門

Porta Poschiavina

 

↑Porta  Poschiavina。旧市街外側から見た様子。

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今も昔も国境沿いに位置するTiranoは、常に複数の国の争いの前線にありました。その為中世の時代には、街を守る為に町全体が城壁で囲まれていました。その名残を今でもはっきりと知ることができるのが、こちら旧市街に残る3つの城門です。ちなみにイタリア語でPortaとは「門、扉」という意味。

1.Porta Poschiavina(ポルタ・ポスキアヴィーナ)
2.Porta  Milanese(ポルタ・ミラネーゼ)
3.Porta Bormina(ポルタ・ボルミーナ)

そのうち、Porta Poschiavina が一番大きく、保存状態も良好です。

また駅からも一番近く行きやすいので、まずはここを抑えましょう。
ここから旧市街に入れば、在りし日のように『Tirano国』入国の気分が味わえるかも…?

ちなみに、門の名前の由来はシンプル。
それぞれが向く方角、つまりそこから出て道をたどっていけばいずれ到着する主要な町の名前に由来します。
1.は、北向き。スイスのPoschiavo(ポスキアーボ)という町に向いているから。
2.は、西向き。Milano(ミラーノ)を表すのは言うまでもありません。
3.は、東向き。この先車で約30分の距離にある温泉&スキーリゾート地、Bormio(ボルミオ)に通じる門、という意味。


↑門内部全景。 
16世紀に描かれたフレスコ画を今もはっきり見ることができます。

↑フレスコ画の一部。

この女神さまのような女性は、正義・公平を擬人化したもので、赤と白のドレスに身を包み、右手には剣、左手には天秤を持っている様子がよくわかります。
周りに刻まれているのはラテン語。彼女の頭上に舞うリボンには『この地をつかさどる者、正義を愛せよ』という主旨のメッセージが書いてあります。

なぜここにそのメッセージなのか…?歴史とこの城門の役割を知った上で見るとさらに奥深いものがあります…が、書くと長くなるのでこれ以上はガイドの時にお話しますのでお楽しみに。

他、、、

✔ 城門の内側から見た時にわかる、この城門にしかない秘密とは?

✔ 城門に描かれた他のフレスコ画の意味

✔ 三つの城門の中で特にこの城門が重要な役割だった理由

…など、ガイドをご用命いただくとより理解を深めていただけます。

↑夜の城門(内側より)。夜間はライトアップされてまた違った雰囲気で素敵。田舎で治安もいいので夕食をレストランで楽しんだ後の夜散歩は是非お勧めです。

 

Porta Milanese
 
最初のPorta Poschiavinaに比べて、とても素朴感あふれる作りです。
当時手積みで築かれたであろう石の質感そのまま。

奥行きがあり内部も薄暗く、門というよりちょっとした洞窟的ワクワク感をそそります。

↑門を旧市街外側から見た様子。門を入ってすぐ正面に見えるのはマリア様の祭壇。当時は、信仰心の表れのみならず「ここはカトリックの領域ですよ」というアピールの意味合いも強かったと想像できます。


↑門内部にある階段。当時は物見やぐらに続いていた。今は残念ながら途中で門扉がついて入れなくなっていますが、絶対上ってみたくなる雰囲気ですよね。

また反対側にはFontana(昔の公共井戸、今も年中水が流れている)もあります。

↑そして現在は、門から続く城壁部分がそのまま一般住宅になっているのです!

…歴史の混沌の中で誰かが勝手に住みだしたのか、平和が訪れた際に宅地開発したのか、それとも当時から見張り役として住んでいた一族が代々受け継いでいるのか…真相は謎ですが、想像力をかきたてる興味深い情景。内部がどうなっているのかも気になりますよね。個人的には、綺麗に整備されたお屋敷や美術館・博物館よりこういう日常に溶け込んだ歴史的建造物の方に興味をそそられます。

ガイドではその他、、、

✔ なぜ一番目の城門と比べてこちらはこんなに質素なの?

✔ 城門のみならず城壁の基礎の一部として確認できる部分はこれ!

✔ 昔の目抜き通りはどこ?そしてまだあちこちに確認できるその名残とは?

…など理解を深めていただけます。

 

Porta Bormina

シンプルな門。
17世紀この地であった戦争の為に一部破壊されたため、残念ながら他の二つほどきれいには残っていません。

門らしいと分かるのは、写真のようにアーチになっている部分のみ。

門から続く、当時小塔であった部分は現在住宅として普通に使用されています。
ここも先ほどのPorta Milanese同様、歴史的建造物と庶民の生活の混在。
門として見学する際、時間があまりなければこの門はスキップしていいと思いますが、門と住宅がごちゃっと一緒になった様子はそれはそれで面白いので、そういうのが好きな方にはお勧めです。

↑門を下から見上げたところ。門の上や周囲に継ぎ足し継ぎ足しで住宅を増築して行った様子がわかり、今は不可能な事だけれど、昔の建築法とか全く無視した感じが見ていて面白いです。

 

17世紀貴族のお屋敷Palazzo Salis(パラッツォ・サリス)

Tirano旧市街で一番の観光目玉、17世紀から続く貴族家系のお屋敷『パラッツォ サリス』
広大なお屋敷の内部と美しいイタリア式庭園を ガイドツアーで楽しめます。
オーディオガイドは日本語もありますので、是非ご活用ください。

※ちなみにオーディオガイドは私、管理人ヒロコが翻訳・声の録音をしました。聞きに来てね♪

…って写真整理してたら当時のオーディオガイド録音風景出てきたので載せちゃう。かれこれもう10年近くになりますわ。若かったあの頃。。。



美しいフレスコ画で彩られた部屋の数々と貴重な資料達は、きっとあなたを中世の貴族世界へタイムトリップさせてくれることでしょう。

ここをクリック→Palazzo Salis 公式HP 

入場料:€7、スイスフランでの支払いも可(2024年春時点情報。最新情報は公式HP推奨)

開館時間:月曜日から土曜日、10~16:30。それ以外は事前予約の団体様なら対応可能。

【見学だけじゃない!お得なプラン】

1.内部見学&地元グルメランチのセット →€34にて、お屋敷見学と旧市街にある提携レストランでの郷土料理コースランチが楽しめます。

2.ツアーに最適!お屋敷見学+歴史あるワイン倉庫見学と地元ワイン試飲セット →20名様以上より、€30/人

3.より深い体験!普段は見せないお屋敷部分も見学+ワイン倉庫&地元ワイン試飲+地元グルメランチ付きセット →20名様以上より、€40/人

※ 団体の方の予約アレンジ、当日の解説通訳承ります。ご質問、お問い合わせはお問い合わせフォーム、あるいは以下メールアドレスまでどうぞ。

info☆tiranovaltellina.ciao.jp

(☆にはアットマークが入ります)

各部屋ごとにテーマのある精密なフレスコ画装飾が見ごたえあります。

部屋ごとのストーリー、イタリア建築、当時の歴史背景やこの地域が置かれていた情勢…様々な角度から学びの得られるひと時です。

当時流行のバロック様式にならった、誇張した遠近法や、実物を忠実に模倣した画法テクニックによって、お部屋がすごく広く見えたり天井がものすごく高く見えたりします。例えば下の画像にあるお部屋も、柱や扉はフレスコ画によるイミテーション。最初の写真の部屋も然り。どこまでが本物でどれが絵か探しながら見るのも面白いかも知れませんね。見る側を虚実の世界に迷い込ませるラビリンスなお屋敷でもあります。

こちらは 『多色天井の間』。
しっくいにフレスコ画の天井のみならず、木材の天井もありバラエティー豊か。綿密な細工と明るい色使いで優しい雰囲気のお部屋です。


 
この部屋には、Salis一族重要人物の肖像画や、当時この地域にまで勢力をのばしていたハプスブルク家発行の、Salis家「公爵称号」授与の証明書原本など、貴重な資料が飾られています。

イタリア式庭園。

 
豪華なお部屋見学の最後には、広大な中庭にあるイタリア式庭園でほっと一息。

いかつい外観の建物外側からは とてもこんなに広く優雅な庭があるとは思えません。

当時は、住宅の外壁が城壁のような役割も果たしていたんですね。外側を治安の為しっかり外壁で囲み、内側に中庭などプライベートな空間を配置するという、ヨーロッパ式住居の構造を垣間見るにも いい機会です。

左右均等に整然と配置された芝など、イタリア式庭園の特徴を存分にお楽しみください。中庭から見上げると、お屋敷の向こうにはアルプスの山。当時の貴族もこの景色を見たんだろうなぁ…

 

…実はPalazzo Salis、ワイナリーでもあり、お屋敷の裏手と地下にびっくりするような立派なカンティーナ(地下貯蔵庫)があるんです。いくらお金持ちでも冷蔵庫などなかった当時、ワインのみならず様々な食品を保管するために地下深く掘ってそこに雪をため込み、夏の間も涼しく保っていた…という、当時の暮らしの工夫がわかるとても面白い部分です。

残念ながら普段一般開放はしていないのですが、20名以上のグループでしたら見学できますので、ご興味あるグループさんは是非。一見の価値ありです。

管理人ヒロコにコンタクトいただければ日本語ガイド付きでアレンジいたします。

お問い合わせフォームは こちら 

↑かなり深い!カンティーナを上から見たところ。この穴倉に雪をためてワインを貯蔵していました。壁際にワイン棚が並んでいるのが確認できますね。

古からの旧市街の中心、サンマルティーノ教会

Tirano旧市街の中で、位置的にも役割的にも中心的存在となっているのがこの教会。
位置としては、旧市街で一番大きいPiazza(ピアッツァ=広場)のすぐそばにあり、また教会の前もちょっとした広場になっているので、市民の憩いの場にもなっています。
イースター、クリスマスなどキリスト教イベントの際、大々的なミサが行われるのもここ。
初夏の結婚シーズンには、毎週のように新鮮なカップルの笑顔があふれるのもここです。

また、42メートルもの高さがある付随の鐘楼から響く鐘の音は、Tiranoを囲むアルプスの山々にこだましながら、もう何百年もの間、周辺の山に点在する集落やブドウ畑・りんご畑で働く農民達に時を知らせてきました。

↑鐘楼。窓が上に行くほど大きくなるのはこの地方の鐘楼の特徴。

これはPorta Bormina方面から見た様子。当時はPorta Borminaから入国すると、自然にこの大きな鐘楼が目に入り教会に通づるようになっていたのがわかります。イタリアの旧市街というのは、このようにいろいろ計算されてできているんですね。

↑教会内部。外観同様白で統一されイタリアのカトリック教会としては割とシンプルな方です。

この教会がいつできたかについて、はっきりとはわかっていません。
建物として今の形ができたのは17から18世紀頃。
しかし、現存資料で最初にこの教会の存在について言及されているのは、なんと1228年。

建物もよく見ると、ロマネスク調、バロック調様々な様式が混ざり、歴史の中であちこち改築されながら今にいたることを物語っています。

ちなみに、このような建築様式~内部が縦三つに、上部がアーチ状の柱を介して仕切られている~はロンバルディアの教会建築の特徴ということです。

↑教会本堂(本堂というとお寺っぽいですがわかりやすいのでそう言います)側面の窓。例えばこういったカマボコ型の窓はロマネスク様式の特徴です。窓と窓の間に日時計が見えますね。

↑教会内部のキリスト像。午後の陽光がいい感じに影を映していました。…しかしカトリックのキリスト像はこのように結構リアルすぎるのが多くてちょっと怖い。。。

↑いろんな角度から見た鐘楼。教会周囲の建物は昔からの由緒ある(要は金持ち)家柄の住宅が多く、いつも美しくテラスや庭を花で飾っています。

↑夜も素敵です。私も旧市街に住んでいるので、よく夜の犬との散歩にここら辺を徘徊しております。

…あっ、同じ旧市街でも由緒ある家柄の大きな住宅、、、の陰にあるド庶民のお家です。

↑ミモザの頃、少し山を上ったぶどう畑から見たサンマルティーノ教会。

※教会は基本的に日中は誰でも入れるように開いております。なので見学・写真撮影も自由ですが、信仰の場であり祈りを捧げている方もいるので静かに見学しましょう。写真撮影時フラッシュはご法度、また帽子も取るのがマナーです。日本人ではなかなかいないと思いますが、短パンやビーチサンダルなどラフすぎる格好もアウトですね。日本でお寺や神社に行く事を想像して見学いたしましょう。

その他、旧市街スナップ集

↑月夜に浮かぶ市庁舎。ライトでイタリア国旗を表現しているところ、さすがイタリアンなセンス☆

↑ Porta Poschiavinaそばのお屋敷の天井。建築強度を増す為にアーチ形天井クロスラインがかつてのお屋敷建築の定番でした。

↑ なんてことない民家の壁にもフレスコ画が残る。

 

自然の立地を活かして国を守ったお城跡Castellaccio(カステッラッチョ)

旧市街の西側、少し山に向かい坂を上がった場所にこのお城跡がポツンと残っています。

平和な今は、南側に山がそびえるこの場所は日当たりがイマイチなので住宅地と開発されることなく周りは閑散としていますが… 当時はこの立地こそが街を守るのに重要な役割を果たしたのです。

南側に山、北側には開けた谷間とその向こうにはスイスが一望。

背後を山という天然の城壁に守られるため、一番の敵であるスイス勢が向かってくる北側に注意を集中できた…というわけです。

実際にこの場から眺めると、位置関係がよくわかり、ここにお城を建てられたのもなるほどな、と深く納得。当時の防人の気分でアルプスを眺めるのもいいのではないでしょうか。

ここで芝生に座ってぼーっとしていると、時折その谷間の方から世界遺産レーティッシュ鉄道ベルニナ線の汽笛がこだまします。かつては敵同士だった国が今は観光地としてつながっている…時間の経過と平和のありがたさを実感します。

↑実際にお城から北側・スイス方面を眺める。手前の平地に広がるのはTirano街中、向こうの冠雪した山はもうスイスです。

↑昔のスケッチ。西側(ミラノ方面)から眺めた様子。右側にお城、そこから城壁が谷間まで巡らされ、城壁に守られた町の中心にサンマルティーノ教会があるのがわかります。

豊かなアルプス水がこんこんと…街のいたる所にFontana(フォンターナ)

Fontana(フォンターナ)とは「給水所」「噴水」といった意味で、特にここでは昔の共同井戸・共同水作業場をさします。

各家庭に水道が通っていなかった中世には、街のいたる所にフォンターナがあり、日々そこがいわゆる”井戸端会議”の場としてにぎわっていたわけです。その名残としてTiranoには、たくさんのフォンターナが残っています。一部修繕でモダンな感じになったものもありますが、大部分は当時のままの姿。今でも24時間365日、新鮮なアルプス水がこんこんと流れています。もちろん飲めますので街の散策中は是非飲んでみましょう。空のペットボトルを持参して入れ替えていく方や、ご近所なら野菜を洗うのに使ったり洗濯したり…今でも地元の人の憩いの場として現役です。

ワンコ散歩中の水分補給にもお役立ちです。

↑フォンターナ、秋。

↓川沿い、パン屋の陰にひっそりとあるフォンターナ。

細長く、また縁が内側に向けて傾斜しているのがわかります。これは当時の主婦たちが並んで洗い物など作業をしやすいように、の設計。このフォンターナの向こうは川になっており、使った水はそのまま川へ…という当時のままの姿です。

Tirano市内にはざっと数えただけでも20個以上はこうしたフォンターナがあります。散策しながらいろいろな形のフォンターナを探してみて下さいね。

↓とあるご家族様のガイドの際に。このフォンターナの脇には、約100年前の写真が。

今でも原型をとどめているのがよくわかりますね。

当時は、手前からさらに水が出るようになっており、上では飲用や野菜を洗い、下で洗濯していたのでしょう。洗濯物を入れたバスケットが確認できます。

あなたもここで比較写真を撮ってみてはいかが♪

街の西口玄関、聖マリア大聖堂Il santuario della Madonna di Tirano

旧市街と反対側にあり少し歩きますが、
Tirano訪問時には必ずおさえたい、旧市街に並び二大観光名所のひとつ。

Tiranoの町、西側入り口にそびえており、ミラノ方面から電車・車で町に入る時、まず目に入る建物。
また、スイスからベルニナ線で来る際もこの教会のすぐそばを通過するので、スイスから来た方にとっては、最初に目にする大きなイタリアらしい建造物。
市民からは、通称「マリア様教会」と慕われています。街東側の旧市街に次いで、西側の中心地としてお店やカフェが並び、観光客のみならず地元の人でもいつも賑わっています。

↑ちょっとブレてますがクリスマスの時期、聖マリア大聖堂の横を通過するベルニナ線。

↓動画がお勧め。教会のゴージャスな鐘の音の中進むベルニナ線、とても雰囲気あります。

…観光に訪れる多くの方がまず驚くのは

”こんなアルプス山間の小さな町にこんなに豪華な教会が”

という事。


ここに教会が建てられた理由。それは、とある言い伝えから始まります…

 

1504年、この地で農作業をしていた朴訥な農民、Mario(マリオ)の目の前に聖マリアが突然降臨され
「ここに教会を建てなさい。訪れた人達に恵みをもたらそう」と、お告げをされました。
その話は瞬く間に広がり、着工からほんの10年ちょっとで、こんなに大きく豪華な装飾の教会が完成しましたとさ

↑聖マリア降臨の様子を描いた銅板。教会そば、ベルニナ線の踏切がある薬局脇の壁にございます。


…という事で、カトリック教総本山のイタリアにおいて、信仰的にも重要な教会のひとつです。
まぁ言ってみれば、日本でいう「仏舎利」のごとく、イタリアにも “マリア様降臨教会”はいくつかあるそうです。
しかし、これほど立派なものはイタリアの中でも珍しい…とイタリア語のガイドブックによると書いてありました。
また
、内部の豪華で緻密な装飾、2,200本ものパイプを用いた パイプオルガンなどは、ミラノのDuomo(ドゥオモ)、パヴィアの教会に続き、ロンバルディア州の中でも重要な教会のひとつに数えられます。

内部。

 
↑内部、下から天井とパイプオルガンを見上げる。パイプオルガンはかなり巨大、重厚感あります。

↑人と比較。このように、柱で支えられた上にどんと乗っています。建物内にもうひとつ建物がある感じ。日本人の感覚ではつい「地震大丈夫かな…」と心配になりますが、この地域は地震ほぼないので大丈夫。実際に何百年もこうして鎮座しております。

↑パイプオルガンの装飾。木彫りでかなり精密です。

パイプオルガンは、特別な時しか演奏されないのでめったにその音色は聴けませんが、オルガン向かいの壁に1ユーロ入れるとオルガンがライトアップされるサービスがありますので、せめてその美しい姿を目に焼き付けましょう。

こちらのショート動画は、2023年春、教会内で開催されたフルートオーケストラのコンサートの様子です。内部の美しい装飾と高い天井いっぱいに響き渡るイタリアを代表するクラシック音楽家、ヴィヴァルディの音色をお楽しみください。↓

また、内部には特別仕切られたエリアがありまして、そこが正にマリア様降臨の地という事で福々しいマリア様の像とたくさんの信仰者達によるお札…じゃないですけど、写真や祈りの言葉が飾られています。

仕切られてはいますが立ち入りOKですので、入って裏に回りますと「正にここにマリア様の足がつかれました」と書いてある石板があります。

…という事で、信仰的にとてもありがたく貴重な場所となっているわけですが、現実的な話をしますと、この時代にこの場所に建てられたのには、政治的戦略的理由も大変大きかったのです…

このお話をしだすと長くなるのと、実際の立地を見ながらの方がかなり納得度高いのでここでは省きますが、ご興味ある方はガイドの時にお尋ね下さいね。

◆聖マリア大聖堂へのアクセス:
駅から徒歩で、約12分(900m)。
駅前のメイン通りから西を見るとその奥にすでに教会がみえるので、それに向かってひたすら歩きます。

◆開館時間、料金:通年。特に決まった時間なし。無料。
(日中は基本的にいつでも開いています)
ミサの時間以外は、自由に入って写真撮影も可。
(ミサ中でも、マナーを守れば一般の方も参加可。運がいいとパイプオルガン生演奏が聴けます)

 ※ 教会観覧のマナーとして、
 1.帽子をとりましょう。
 2.サンダルに短パンなど、露出の多い格好では入らないようにしましょう。
 3.祈りを捧げている方もいらっしゃいます。大声や、写真の連写などは避けましょう。

 4.写真撮影は可能ですがフラッシュ禁。デジカメや日本のスマホはシャッター音が結構響くので、必要最低限にしましょう。

 

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Tiranoの地図は、駅前のUfficio Turistico(ウフィーチョ・トゥーリスティコ~観光案内所~)で無料でもらえます。開館時間は毎日09:30-16:00。

※祝日や事情により予告なく時間変更や休館の場合もあり。

 

半日から可能、せっかくの旅行を「ただ見る」から「知って満足」へ。ガイドのご質問・お問い合わせは お問い合わせフォーム からお気軽にどうぞ。

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今後も、現地在住唯一の日本人として、当地の魅力をお伝えしてまいります。

いつもご覧いただきありがとうございます。