アルプスの花~11.可憐で可愛いアストランティア

出会った日:2023年7月20日

グリンデルワルドエリアを歩いている際、森林にて。結構群生。

学名:Astrantia major ~アストランティア・マヨル~

英名:Big Masterwort

特徴:標高2,000mまでの牧草地、森林に生える多年草。

写真のように1本の茎から複数の花をつけ、特に中心の花が一番大きい傾向があるので、天然のブーケといった感じで可愛らしい。花ひとつひとつも凝った作りで文字通り華やか。

花の種類としてはセリ科だそう。てことは美味しいのかな…まぁ毒はなさそうです。ものすごい余談ですが、私の出身仙台では冬に「セリ鍋」を食べる習慣があり、その場合セリを根っこごと鍋にぶち込みます。これが美味しいんだな…

話がそれましたが。。。

学名の後についている単語は、その花の特徴を表し、major とは「より大きな」という意味だそう。ラテン語直系のイタリア語でもmaggiore(マッジョーレ)は「年上の」「より大きな」とそのままの意味で残っている。じゃあ小さいのもあるのか?というと実際あって、その名もSmall Masterwort、学名Astrantia minor(minorはこれまたイタリア語だと「年下の、より小さな」の意味で使われている)。花図鑑には載っているがこちらにはまだ出会った事がない模様…または気づいていないだけなのか?小さくて白い花は夏になるとたくさんあるので結構見落としがち。この夏はもう少し気をつけてみたいと思います。

※学名、特徴の概要は「スイスアルプス花図鑑」内田一也氏著、を参考にしております。

 

 

 

 

 

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