ほんとの美味に 近道と演出なし

~アラフォーハイジの伊太利亜スローライフ~言ってみれば 食べ物もすっぴんが一番よね♪

 

 

拾ったクルミを洗うのは 家の前にある 中世からの湧き水場。雨どいドラゴンがかわいいでしょう♪

クルミを入れるカゴは 何十年か前に どこかのじぃさんがこさえ 代々手直ししながら使い継がれてきた籐籠。

外皮をあらかた取ったあとは この地方の伝統工芸ナイフ・ランペリンで仕上げの皮むきをします。

こうしてやっと クルミ割り作業にとりかかる。人力クルミ割り人形よろしく ペンチみたいな道具で 一個いっこ。

 

常に「費用対効果」思考がつきまとい ヒトの生活速度までデジタル化されつつある今では 無駄にしか見えない作業。

だが こんな無駄な暮らしの中にこそ 本当の美味しさや楽しさ、そして充実感がある。

有名レストランでかしこまり 綺麗に盛られた皿を前に やたら長い名前のメニューの説明をされると なんかすごいものをいただくんだ~、という感じがするものだが… 中身のないものほど 演出する必要があるというものだ。

今日は このクルミと 畑で実った無農薬リンゴで リンゴケーキを作ります♪

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1058268227688958&set=a.156284847887305&type=3

畑に向かう道すがらの、赤いツタで覆われた石塀。
 

 

水場の屋根についている雨どい。
イタリアの街かどでは、注意してみると 
こんな風にディテールにこだわった家の装飾が多いんですよ☆
 

「あの頃」のように、公共の水場でクルミを洗う。
各家庭に水道が設置された今では、
水場も閑散として「井戸端会議」の声は
聞こえないけれど…
 

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