イーラ心不全で腹水がたまる
イーラ心不全で腹水がたまる🐶😱
〜イタリア動物病院、良心的すぎてビックリ〜
↑畑の後 休んでいるところ。下っ腹がポヨン、としてるのわかりますかね。
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…去年の夏は一緒にスイスの山を15キロ歩いても平気だったのにここのところやけに疲れやすくなりあんなに好きだった散歩も途中でピタリと足を止め「もう行きまへん」意思表示をする。食欲は変わらず旺盛だし加齢のせいかな、なんて当初は思っていた。
パートナーはふざけて"わぁ巨大ソーセージが寝っ転がってる〜"とか言いながらナデナデしていたが体全体が肥満なわけじゃないのに下っ腹だけぽってりっておかしくない?しかもそのぽってり具合なんか水っぽいんだよな… ままさか腹水では?
そう思って近所のかかりつけ動物病院に連れて行ったところやはりそうでした。聴診器でイーラの心音を聴くや否や"心臓の動きがイマイチね、だから腹水がたまってるんだわ"
ちょうど3月に測った標準体重29.4kgから今回なんと33.4kg!!
単純に考えて4kgも水溜まってんの!?
そりゃ辛いわな… もっと早くに気づかなくてゴメン😢
心電図検査を1週間後にする事になり取り急ぎの投薬として以下の3種を処方されました。
・Pimobendanピモベンダン…強心剤
・Enalapril maleatoエナラプリル…ACE阻害薬、降圧薬
・ラシックス…利尿剤
当たり前っちゃあ当たり前だが結構ヒトと同じものが処方されるんだな、と妙に感心。
ドクターによるとこれが当該症状の時のお薬3点セットだそうです。
お゛ら゛、ソーセージが…とかからかってる場合じゃなかったやん!しかも貴方が毎朝自分が食べ残した干しハムやチーズの端切れなんつ〜塩っぱいもんをあげ続けるからだろ〜が!人が散々注意してたのに適当に聞きやがった結果がこれだろうガァぁぁ… と言いかけたが、すぐさま大量に鳥ササミを買って来たのと、最近唯一の功績として"なんかイーラの舌白くない?"と私に考えさせるきっかけになるいい気づきをしたので責める事はせずそこだけ褒めておいた。イヌも男も調教次第である。
🐶気になるイタリア動物病院お値段
写真のピモベンダンが高かったわ〜。100錠も入ってるけど69ユーロ。動物は保険効かないのはイタリアも同じ。
ただ診察料に関して言えばおそらく日本よりずっと割安。私は日本でペット飼った事ないので詳細は分からぬもサイトで調べる限りヒトの病院同様毎回診察料がかかるようだ。
イタリアの場合、診察料というものは毎回取られることがない。一通りのケアが終わった後にまとめて請求されるシステム。
なので初診料など言わずもがな。そもそも人から情報取っといて金とるってどないやねん、と個人的には思うがそこはここでは置いといて。
例えばこの冬に風邪疑いで受診(今思えば心不全の前兆だったかな…あの咳)。2〜3回通ってそのうち2回抗生剤の注射をした。支払いは最後の日に合計40ユーロくらいだった気がする。
脚がびっこひいてるって事でレントゲン撮った時もレントゲン代75ユーロだけだったな…
まぁつまり薬価代や処置費用しか請求されてなくない?と毎回思う。まぁもちろんその中に診察料も入ってるんだろうけど。それにしても良心的すぎて"動物病院は高いに違いない"と思い込んでいた当初の私にはある意味衝撃であった。
一度なんかはイーラの足のシコリが気になって行ってその場で顕微鏡で組織検査までしてもらったのに何も請求されなかった… どころかむしろ"はいッ次が詰まってるから早く出てってね"なノリでドクター自らドアを開けて早く出るよう急かされる始末。以前ウサギの診察の際も… こっちから聞いたところ「ウサギだしね…」と少し考えた上ほとんどタダみたいな金額だけ仕方なくもらってくれた。
私が調べた限りではイタリアも自由診療みたいなのだが… 私が通っているところが特別良心的なのかそれとも国として統一された規定料金がきっちり決まっているのかどちらかなんだろうな。どこの動物病院もこのようにわかりやすいけど殺風景な店構えな事からしてもきっと後者と思われる。
イタリアは特に商売に関しては何をするにも規制が多く面倒くさいものなのだけれどその為に守られている面も多いので参考になる側面だなぁ、といつも思ってみている。
特にペット産業に関して日本はもはや自由という名の無法地帯だから少しは見習って欲しい。無駄に命を落とすイヌネコちゃん達がいなくなるように。
ちなみに…こちら 動物病院入り口に見えるマーク。ヨーロッパではお馴染みの医療シンボル"杖にからまったヘビ"はアスクレピオスの杖と言ってギリシャ神話に登場する名医の神さまが由来だそうです。
腹水たまっても ”多少疲れやすいかな普段より”程度で 畑ではこのように嬉しそうだし
生まれたヒヨコをかぶりつきでずっと見てたりと 元気は元気です。