イタリアの14歳に日本語を教えてみたところ…
~その情熱に おばちゃん泣けちゃう~
…最近 木曜日の16:30が楽しみなアラフォーハイジです。
なぜなら… 日本語個人レッスンの日だから。
去年の暮れから 知り合いの方の息子さんFくん、14歳に 日本語を教えています。
…これまでも 何度か日本語レッスンをしたことはあったけれど ティーンネージャー、しかも前半は初めて。しかも男子。
どう接していいのか そもそも本気なのか いっときの気分じゃないのか…? 子供もいないおばちゃんは少しドキドキしつつも始めてみてから 早5回が過ぎた。
…なんとも面白い、教える私の方も。
そして 気分ではなく本気のやる気と 言語のセンスが素晴らしいFくん。
よくよく話を聞けば 今年 高校にあたる学校1年目の彼は 学校だけでめちゃくちゃ忙しいのであった。ここ田舎には中学校までしかないので 毎朝電車で小一時間かけて高校まで通う。8時の始業に間に合うように。
そして 夕方までびっしりと授業を受けた後 再び電車で帰宅。たっぷり宿題… しかも学校は週休2日ではなく 土曜日もあるそうだ。
もう 遊ぶ時間すらなさそうなのに 加えて自ら 日本語を学びたい!と お母さんにお願いしたのである…
本気かしら…なんて思って ほんとゴメン Fくん!
また そもそも なぜに日本語に興味を持ったのか一回目の時に聞いてみたところ、やはりというべきか 日本のマンガ・アニメを観ているうちに より深く知りたくなった、とのこと。
特に好きなのが 宮崎駿監督のアニメ映画シリーズと ワンピースだそう。
もののけ姫とトトロが好きな14歳の男の子。かわいいですよね♪
イタリアでも 日本のアニメはかなり普及しており テレビでも図書館でも本屋でも 頻繁に目にします。
そんなサブカルチャーから 日本への興味が生まれるなんて 嬉しいことです。
そして ほっこりしつつも奥深い 宮崎駿さんの世界が 国を超えて心を打つこと。人種に関係なく ヒトとして共通のメッセージ性がやはりある、という証でありましょう。
日本人として誇りに思うと共に ジブリの代表作に共通する 自然と共存する日本の原風景と自然への礼賛の感覚。それを 日本人として しっかり守っていかねばな…とも 思わされました。
50年後 「こんな風景が昔はあったんだよ 日本には…」なんて説明は したくないから。
※ ひらがなの読みはほぼマスターしたけれど 書きに苦労しているFくん。昔懐かしい ひらがな書きを練習できるジャポニカ学習帳って まだあるのかしら… 彼のために 送ってくれる方募集中☆
※ イタリア語の「となりのトトロ」の歌が可愛すぎるので聴いていただきたい♪…と思いましたが、YouTubeには著作権の関係で動画をアップできません。Facebook開ける方は、この日の投稿見てもらえると動画が見られます。
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