野草に注意☆もう少しで 死ぬところだった本気で

…サフランとイヌサフラン 似て非なる大きな違い。

 

今 我が家の畑にサフランの花が咲いています。

 

パートナーF氏がスイスのお客様からもらった球根を植え 初めての花。

優雅な紫の花びらと 細くすらっと伸びた葉が美しい。中の真紅の細長い部分(雌しべらしい)が 高級調味料サフランになります。

うまく行ったら BIOサフランでサフラン御殿を…などという妄想と共に この夏はサフランが気になってしょうがなかったのですが…

もう少しで サフランに酷似する野草を食べて昇天するところでした。

その花は 春と初秋にアルプスの牧草地でよく見られるイヌサフランという花。

春に まだ残雪ある草原を彩る紫は 長かった冬の終わりを告げる使者のようで愛おしい。

秋には もう他の花も終わる頃 再びハイキング道を彩ってくれるので これまた愛おしい。

可憐な紫の花といい たたずまいといい 実にサフランと似ているのである。

なかなか畑のサフランが芽吹かない中 アルプス・ハイキングでこの花の群生を見るたびに私は 「似てるから同じように使えるのではないか」こんなに咲いているのだから うまくいけば何の苦労もせずにサフラン御殿が…と我欲にまみれ もう少しで花を摘み サフラン風リゾットにして食べてみるところであった。

しかし今日 サフランの花が咲き どのタイミングで収穫すべきかうんぬんを調べる過程において この サフランに姿形と名前までそっくりな花・イヌサフランが 実は毒を持つ植物であることを知った。

しかもそれは猛毒であり 過去の事例によると サフランと思いこみ誤食したイタリア人夫婦のうち 夫は秒殺で死に至ったという。私の妄想と同じ リゾットとして食べた結果…

また たまたま見つけたイタリアの新聞記事によると 触るだけでもかぶれるやも知れぬので触れるべからず、とまで書いてある。

可憐な見かけによらず そして よく見かける馴染みの花にもかかわらず 恐ろしい花であった。

試してみたい…と願いつつ そして かなりの接写で写真まで撮りつつも 食べるどころか 実際花に触れることもしなかった自分 思ったより我欲が弱かったのか 山の神に守られていたのか知らぬが ともかくイタリアでも日本でも何人か死者が出ていることを知り 背筋が凍る思いをいたしました。

食用のサフランは アヤメの一種でクロッカス属に分類。

一方 猛毒のイヌサフランは ユリの仲間。時折 葉っぱをニラと間違えられて同じく死者を出す水仙も 分類法によってはユリ科らしいから ユリ系植物には注意した方が良いかも知れぬ。

といっても よく見れば明らかな違いがあり サフラン(クロッカス系)は 雄しべが三本。猛毒イヌサフランは六本。

倍も違えば間違うこともないけれど その基本知識すらなければ 儲けもん♪と思った結果 命を落としかねない。

最近 自然志向の人々の間で ちょっとした野草ブームでありますが そして私もとても興味がありますが 自然はときに恐ろしい。きちんと調べてから試食しましょう。

…にしても 名前まで紛らわしくするなよな~。。。

※ 濃い紫で 赤いヒゲのある方がサフラン。淡い紫(ほぼピンク)の方が猛毒イヌサフラン。

こうして比べれば違い歴然だけどね…

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1047666925415755&set=a.156284847887305&type=3

わぁ、きれいなクロッカス… と思いきや!猛毒イヌサフランでございます。致死量はたった10㎎とのこと!
 

スイス、エンガディンにて。春と初秋には、牧草地に群生。
 

こちらが、サフランライスでお馴染みのサフラン。
 

この赤いひげをサフランとして利用します。
 

ほら、見てみて!おしべの数が、こちら6本。下のサフラン3本。こうしてみると、違いが明らかですね☆
 

 

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