イタリア生活事情~犬のオペ・当日~
前回記事からの続きです。
読んでない方はそちらから
お読みいただくとスムーズです(^-^)
*****2.避妊オペ当日*****
2016年2月2日
朝9時のアポイント。
日本人なので、当然5分前には到着。
すでに開院中にて先約のネコさん受診中。
ちょっと待つ。
ちなみに、前日は医師の指示通り
・21時以降は絶食・飲水も禁。
を守り、準備はバッチシです。
待合室にて、当然ながら何も知らず
いつも通り無邪気なイーラ。
9:05分頃。
入室を求められ、入室。
今日はオペ日なので
普段は交代で勤務の医師
お二人そろって。
プラス、研修中の
若い女の子もいる。
まず麻酔注射。
9;09
臀部のあたりに、これまた
ヒトのインスリン注射用くらいの
小さなシリンジにてチュッ、とやる。
イーラはいつも落ち着いており
採血時など針が刺さっても
ビクともしない為
獣医さんからもいつも褒められる。
飼い主、ちょっと誇らしい。
「10分くらいで効いてくるから、
またちょっと待合室で待っててね」
退室。
その間に来ていた
別のビーグル系ワンコの診察に入る。
イーラ観察。
2・3分もすると
だんだん目がとろーん、としてくる。
約5分後、すでにお座りも困難で
どすっと床にうつぶせになる。
約7分後。
寝息をかき始める。
名前を呼んだり、叩いてもほぼ反応なし。
その間に、普段嫌がってブラシをかけられない
口周りのブラッシングをちゃっかりする。
毛玉がたくさん取れて飼い主満足。
↑かなり麻酔が効いてきたころのイーラ。
約10分後、入室の声かけ。
イーラはすっかり夢の中。
獣医と抱え上げて診察台へ。
やはり向こうの方の体格に合わせてあるので
診察台が高い。
110cmくらいはあったのではなかろうか。
さぁ、いよいよオペである。
①静脈確保:
左前脚つけ根近く(ヒトで言うと上腕)に
静脈確保。
毛深い犬なので、一部毛をそってから。
ここにさらに、白色の麻酔薬を注入。
少しずつ様子をみつつ。
そしてその後つなぐらしい点滴が
そばにある。
…この点滴、おそらくブドウ糖ではないかと
推測するが、確認するのを忘れてしまった。
次回聞くとする。
② 気道確保・気管挿管:
えっ、人工呼吸犬もするの?と思ったら
医師によると
「これでさらに麻酔を送る」と。
酸素も送っていたかは謎。
これも次回聞いてみるとする。
挿管時、何度かむせるので
白い麻酔薬をまた少しずつ注入する。
挿管チューブの太さなども代えつつ
3回ほどやり直しの後、成功。
③ お任せして退室
9:32
「あとは約1時間後に来て」
との事で、医師にお任せして
私は退室。
ちょっと後ろ髪ひかれる思いも
ベテランさんなので
安心してお任せする。
確かに、ほんの10分強で
これらの手技を終えたのだから
鮮やかなものである。
退出後、ドアにはこんな張り紙が。
『ただ今、外科手術中です。
診療再開は、10時です。』
…9時半開始で10時終了は
あり得ない話だが
ここはイタリアなので
そこらへんの細かさは
求められていないのである。
イラストなどでかわいくしてある。
待ち中の飼い主、
朝ごはんがまだだったので
近所のBarで
典型的イタリアンな朝ご飯。
クロワッサンとカプチーノ
…おやつだろ、おい。
というツッコミは当の昔に忘れました。
時々はよい、こんな朝食も。
はい、次回は~オペ終了後~編。です