”ディズニーランド”なスイスの現実~其の弐

”ディズニーランド”なスイスの現実~其の弐
【図らずも億ション】
$・¥・・£・$・¥・・£
スイスの物価が高いのは
有名な話ですね。
ガイド中、お客様からも
”物価はどうなの~”
”立派な家が多いけど
住宅も高いの~”
などなど、ご質問をいただきます。
”バカみたいに高いです”
と 返答しても
なかなか実感が湧かない方も
多いようなので…
今日は、ちょっとした
”証拠写真”を入手いたしました。
現地の不動産屋さんの
ショーウィンドーより、
サンモリッツのある
エンガディン地方の
物件の一例です。
画像其の1
場所:サンモリッツの隣町、Celerina(チェレリーナ)
内容:3,5部屋(3部屋と小さい部屋ひとつ)、
4階、65㎡(約20坪)
お値段:1、260、000フラン
(約1億4600万円)
其の2
場所:Zuoz(ズオツ)
サンモリッツより電車で
約40分の…要するに田舎
内容:3,5部屋、101㎡(約31坪)
お値段:1、200、000フラン
(約1億4000万円)
其の3
場所:サンモリッツ・Bad
(サンモリッツ中心から離れた、
ちょっと不便なエリア)
内容:3,5部屋、2階
113,7㎡(約34,5坪)
お値段:2、200、000フラン
(約2億5500万円)
※1フラン=116円で計算
…どうでしょう。
私は、何度もゼロを数えてしまいました。
はい、スイスは同時に、
給料水準も高いです。
”世界一安全な金庫”と言われる
スイスの銀行に就職した場合、
初任給が
50万とか60万とか
言われております。
しかし…
全員が、銀行に就職できるわけでは
ありませんよね。
電車の車掌さんや
郵便配達員、ごみ収集業の方だって
いらっしゃいます。
仮に、銀行に就職したとしても
・田舎の
・たかだか30坪
・一軒家じゃなくアパート
で、★最低★1億4千万ですよ。
これが、労働者の多い
チューリヒやベルンなど
大都市だったら
一体 どんなお値段に
なるのでしょうか。
…それでも
”マイホーム”は
万国共通の憧れ。
では、スイスの方は
どうやって 憧れのマイホームを
買うかというとですが
さすがスイスの銀行ですね、
庶民に”優しい”?
素晴らしいローンを
ご用意しているそうです。
それが、こちら
【ザ・世代を超えての半世紀超ローン】
とても、30年やなんかでは
払える金額じゃないので
自分達の子供の時代にまで
さかのぼり(さか降り?)
60年ローンなどを
組むそうです。
そう、子供は
生まれながらにして
借金背負いです。
…きれいで、
のんびりしていていいね~
と、訪れた多くの方は仰います。
しかしその現実は
もしかして 日本よりか
ずっと厳しいかもしれないですね。
外から見えるだけでは
なかなかわからない
”台所事情”というものが
どこの国にも あるものです。
…それにしても、
日本も然りですが
ヒトにとって
最も欠かせない
”家”という存在。
必要不可欠なものが
何十年ものローンを組まない限り
買えない世の中って、
なんか おかしくない?

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