イタリア人兄弟・奇跡の日本ツアーDay2

～小京都金沢で忍者になるの巻～

前の晩赤羽でいきなりディープな夜を過ごした翌日は早速移動。初めての新幹線に乗りはるか日本海側の小京都・金沢に到着。

ここでレンタカーを借り私はガイド兼ツアーオペレーター兼ドライバーとなる。目指すは日本の原風景が今も色濃く残る能登半島。

しかしその前にせっかく金沢に寄ったので短い時間を活かして最大限楽しませたい… ということで私が選んだのが金沢城でもなければ兼六園でもなく、、、忍者寺こと妙立寺。

ご存知ですか？

厳密に言えば忍者とは関係ないんだけどお寺自体が殿様の隠れ家みたいに使われていた建物で隠し階段や扉不思議な間取りの部屋…正に忍者屋敷みたいになっている。仕掛け満載の部屋べやをいくつも通り過ぎものすごく歩いたと思いきや実は建物中央の井戸の周りを回っていただけで気づけばまた元の場所に戻っているという何とも楽しくて摩訶不思議な体験ができるお寺なのであります。

なぜにこんなマニアックな所を私が知っているかと言うと実は両親が共に北陸出身で小さい時は毎年金沢や小松に行っていたからなのです。

この忍者寺も小学校の時に親に連れられて行って幼心にものすごく不思議で面白かったことを覚えている。だから今回もガイジンさんにとってお寺の中を体感できるいい機会だろうな～と思って選びました。美しい庭園はこの後京都でいくらでも見られるしね。

…そしてこの選択はやはり正しかった

唯一気がかりだったのがガイドが日本語オンリーでその最中に同時通訳は控えて下さい…と言われていたこと。わからぬままもまずは体験してもらって後でまとめて説明するしかないかな… と思っていたのだがなんと！ガイジン向けの説明冊子が用意されているではないか。しかもイタリア語も完備！びっくりした。

これにより生の音声ではないものの部屋ごとにある写真と詳しい説明で彼らもリアルタイムで楽しむことができた。

素晴らしいオーガナイズ力妙立寺さん。ありがとうございます。

当然内部での撮影禁止なので写真はないけれどあなたも機会があったら是非！お勧めです。日本に寺はあまたあれどこんな体験型寺院はここくらいではなかろうか。

そして新幹線開通でバブルに沸いているという金沢。昔の記憶に比べ駅がめちゃ立派になってて驚いた。必見の駅前オブジェ・鼓門のみならず新幹線のホーム柱には金箔があしらわれ… 普段目立たないけど実はとても高度な工芸技術が集まる地・北陸の粋を集めたような駅舎に感動しました。

駅ナカお土産ショップも上品で美味しい北陸の味が溢れている♪ 写真はランチに選んだ鱒の寿司をほおばる二人。子供か…

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