いよいよ佳境!和文化真髄・茶の湯体験

いよいよ佳境!和文化真髄・茶の湯体験

~イタリア兄弟ミラクルツアーDay5…千利休の宇宙を感じるの巻~

ついにここまで来ました、奇跡の日本ツアー想い出起こし。

第5日目は 今どき日本人でも稀有になってしまった、茶の湯をご体験いただきました

しかも どこかで定期開催の団体さまに申し訳なく混ざる…ではなく!我々の為だけに オーダーメイドで開催して下さった 特別茶の湯会。

このお願いを 快くお受け下さったのは 私がいつもお世話になっている赤羽の女将こと 椿克美さん。

東京下町で 代々銭湯を経営されるお家柄に加え お茶の先生でいらっしゃるという 存在そのものが日本文化を凝縮したような 素敵なマダム。

普段は民泊にされている サザエさんちの居間的昭和和室で じっくりたっぷり 分かりやすい解説と雅なお茶と共に 贅沢なひと時を味わせていただきました。

茶の湯とはなんぞや。千利休が生まれた当時の歴史背景、茶室の狭さや にじり口の意味…

あぁこの時こそ かつて かじる程度ながら お茶を習っていて良かったと思ったことはない。

通訳とは ただ言葉を置き換えればいいというものではなく 訳者の知識・経験により 伝え方の質も全く変わるものなのである。

私が 多少なりとも茶の湯の知識がなければ 「にじり口って何ですか」という通訳者自身の質問から始まって やたらまどろっこしい通訳になっていたに違いない。

そして こうして海外の方に自国の文化を伝えることにより その魅力を再発見できるのである。つくづく思う。和文化ほど洗練されたものはなひ

茶室の主役である掛け軸に この日 椿茶人が選んで下さったお言葉は

「和を以て 尊しとなす」

日本を表す「和」を用いた 聖徳太子時代の日本国憲法第一条を イタリア人の体験の場に選ばれるとは… … … ふ 深い。

紫陽花の花と共に 最小限の装飾から 客人も感性と想像力を働かせて 主人のおもてなしを感じる… 言葉、情報が氾濫する今の世で なんだか久しぶりに いい意味で本能をかき立てられた感覚がいたしました。

細かい作法なんていいの。楽しめば… 主人克美さんのそんなお言葉の元 異国文化の者同士 言葉が通じないながらも 同じ味、空間を共有し 静かながら盛り上がったノリで立てていただいたお濃茶のお茶碗をみんなで回し… これこそ 千利休さんが求めていた空間なのではないか… なんて 僭越ながら思ってしまったのであった。

いやだってさ。特別興味もない展示会のチケットを 弟子にノルマ課して配布なんて おかしくない?(過去 それが原因で 楽しんでいたお華をソッコーやめたのはこの私)

イタリア兄弟 人生初の茶の湯での様子と感想は… エッ 君たち ほんとに日本初めてですか、ニッコロなんて 日本人じゃない?…くらい 興味深く深い内容なので 次回にまとめます。

※茶の湯について語り合う画像にて 誰もが足を崩す中 唯一正座を保つ弟ニッコロに注目。



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