そろそろ見直したら?アンタも…

そろそろ見直したら?アンタも…
と、国に言いたくなりました。
~日伊医療制度比較~
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そういうわけで昨日
念願の(?)お医者さんにかかり
見事に ”抗生物質7日分” を
処方いただきました。
やはり、ちょっと気管支炎に
なっていたらしい。
16時に来る予定のDr.Tが
”いつもの通り”
10分遅れて現れた事には
つらい体に少々応えましたが
きちんと診察し、
合う薬を出してくれたので
相殺とします。
ところで、
毎回思うことがあるのですが
イタリアの医療システムは
なかなかよろしい。
いい点
1.ホームドクター制度である
…保険所に登録すると、最寄の
ホームドクター(かかりつけ医)を
指定されます(選択してもOK)。
そのドクターは、一般診療を受け持つ
公共のお医者さんなので、
まず何かあった時は、そこに行きます。
風邪、持病の継続治療など、
投薬程度で済む場合は
そこで解決。
それ以上の治療、検査が必要な場合は
ホームドクターが紹介文を書いてくれ
大きな総合病院にかかる、という仕組みです。
それにより、日本の総合病院のように
アサイチで行っても すでに待ち時間4時間…
といった あり得ない状況を回避できます。
また、かかりつけ医による診察も
一回当たり、短時間で済むので
それほど待たずに済むようになる。
さらに、いつも同じドクターに
かかることになるので、
お互い顔見知りとなれます。
その事で、患者としては
信頼して、かつ気軽に話せますし、
ドクターとしては、
患者の病歴・全体像を把握できる、
という メリットがあると思います。
そして、ここからが驚きなんですが…
2.診療費が タダなんです(>▽<) …日本で一度でも医療にかかると あらゆるものに、 料金が課せられていますよね。 ・初診料 ・投薬料 ・診断料 ・紹介料 …etc,,, イタリアでは、All FREE! 診療報酬が点数制の日本では 何とか点数を稼ごうと、 いらん検査や”指導”を してくる所もあるから おちおち 安心して 任せられません。 そして、最後にさらにいいのが 3.薬代も、かなり割引になる♪ …今回、処方された抗生物質。 定価は7,98ユーロと表示されていますが 保険が利いて 2ユーロでした。 ということは、 2,5割の負担、ということですね。 今の日本では、薬価代どうでしょう。 3割くらいかな? それと比べると、あまり大差はないですが、 診療費が無料、という事も含めると イタリアの医療費は ★大変★ 良心的、と 言えるでしょう。 ******************************** イタリアは、 一般所得のなんと5割が 税金に消える、と言われ ヨーロッパいち、 税金が高い事で有名です。 消費税は、品物により 8か10、あるいは22%にまで。 一般庶民の暮らしは きゅーきゅーです。 でも、少なくとも 国民にとって 最低限 平等に必要であるべく 医療制度は 悪くないのではないでしょうか。 日本も、来年また 消費税が上がり、なんと 二ケタの大台に 乗っちゃいますね。 だからと言って 医療制度は  良くなっているでしょうか? 昔の1割負担から、 いつの間にか 3割負担。 なぜか、クリニックと薬局を分けることで 薬価代も 高くなりました。 そして、高齢者まで 医療費負担が課せられている今。。。 消費税は、欧米からの輸入品。 そっちをマネるなら 医療制度改革も  マネる時じゃないの? と、思わずにいられません。 最近の日本の動向をみるにつけ どうも、明るい未来には見えない。 かと言って、一人の小さな力では 大勢を変えるのは 難しいですね。 せめて、厳しい時代でも 生き残れる力をつけておくのが 今後、明暗を分けることに なるのではないでしょうか。

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