【イタリアでは、抗生物質は

【イタリアでは、抗生物質は
簡単には出さないらしい】
今回、体調を崩した際
抗生物質を 7日間
処方されました。
お医者の帰り際、
義姉(ダーリンのお姉さん)に
道端であったので
”風邪かアレルギーだったみたいで
抗生物質もらってきたとこ”
と話したらば
”あら、じゃあ単なる風邪じゃなくて
結構ひどかったんじゃない!”
との リアクション。
えっ、重症だったの私…?
日本の感覚で
風邪=抗生物質
と 思っていた私は
ちと ショックでした。
でも、振り返ってみると
以前、旦那さんが
結構ひどい風邪をひいた時も
抗生物質は出されていませんでした。
最近、歯のインプラント治療で
ようやく処方された時、
”抗生物質まで出された…”と、
重症具合をアピール?してましたっけ。
…日本では、割と気軽に
処方されますよね、
抗生物質。
私の記憶のように、
風邪に対して出される事も
珍しくないように思います。
抗生物質は、
菌の細胞膜を壊す事で
繁殖を抑えるので
大変、効き目があります。
20世紀の、”夢の薬”のひとつ。
それは素晴らしい事ですが、
一方で、いい加減、または
安易に使用すると
ライフ・サイクルの
大変早い菌の中では
薬への耐性ができる可能性が高まり
逆に危険な場合があります。
抗生物質の乱用により
出現したのが
MRSAなど、
”多剤耐性菌”と呼ばれるもの。
病院や高齢者施設で
いっせいに感染し
時々問題になりますね。
だから、先進医療の常識的には
”抗生物質は
安易には 処方するべからず”
イタリアでも、
この考えは 一般的に
広まっているようです。
世界の名だたる薬品会社は
ヨーロッパに多い事からも
薬への意識が
高いように思います。
昨日、日伊医療制度比較でも
書きましたが
日本は、どうなんでしょうか。
抗生物質への意識が
ドクターの中でも
いまだ低いのか
それとも
診療報酬につながる
”点数稼ぎ”の為に
上乗せ 上乗せで
処方しちゃってるって事でしょうか…
どっちにしても
良くない事ですが。
またひとつ思うのは
日本では
”医者=神”的イメージがあり
言われた事を
なんでも、はい はい と
受け取ってしまう傾向が
あるのも よくないかなぁ、と
思います。
医者も、人間です。
医療は、日々 進化しています。
正しい知識を
自分でも持って
いらないものは
いらん!と
しっかり意思表示することも
今後は、大切なんじゃないかと
思います。
※写真は、”元気な頃”?の
私と愛犬Ila(イーラ)。
Alp Grum(アルプ・グリュム)駅より
イタリア方面を望む。
さぁ、復活すっつぉ~

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