ペルージャのおっさんから…

ペルージャのおっさんから…
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ゆうべ、PC作業中に電話がなりました。
知らない番号だったので 一瞬迷いつつ
でも夜にセールスって事もないだろうな…
と思って出てみると
-ヒローコー?
-あ~、Si(スィ…Yesのことね)
-ペルージャの Lu★giだよ~
久しぶり、元気にしてるかぁ?
イタリアに来て間もなくの
4年前の事。
イタリア語習得のために
2ヶ月間生活した
中央イタリアの町、ペルージャで
たまたま知り合った
おっさん友達でした。
…私、なぜか昔っから
おっさんにモテる傾向があるんですよね。
同級生には さっぱしなのに…
しかも、ちょっとコガネ持ちの
おっさんが多い。
なので、結構いいレストランで
ごちそうしてもらったり
自力では行けない様な
ホテルのサロンでお茶しちゃったり
したものです。
(身体的接触は持っておりません)
…じゃあ、同級生よりいいか!
…て、そんな話はどうでもいいのですが。
ペルージャを離れてからも
時々連絡はくれていたのですが
今回は 実に2年ぶりくらい。
去年、携帯を替えたことで
彼の番号自体消えていたので
誰かわからなかったのでした。
一方、今回なんでまた
彼が私に電話をくれたかというと…
「3日後に携帯を替えるから
今アドレス帳の整理をしていたんだ。
ヒロコの番号まだちゃんとつながるかと思って…」
がーん、、、
ちょっと自己嫌悪に陥りましたね、その瞬間。
昨年携帯を替えた時の私は、
アドレス帳の整理すらせず、
かかってくる人、かけたい人を
その都度探す程度でした。
一方彼は、
きちんと過去の友達もふりかえって
いちいち電話までしてくるマメさ。。。
『イタリア人は、一度知り合った人は
生涯忘れないものなんだよ』
旦那さんが いつか言っていた言葉です。
国籍に関係なく
私が薄情なだけかも知れませんが、
四年前、ちょっと知り合った知人に
最後の連絡から2年以上経ってから
もう一度連絡してみるなんて、
私なら しないなぁ…と
思いました。
-もう、忘れてるんじゃないか。
-いまさら、どうするっていうんだろう。
そんな、恥じらいと変なプライドが
交じり合い なんか躊躇しちゃうと思うんですよね。
でも 彼を初め
私が知る限りのイタリア人を見ていると
こうやって ちょっとした知り合いでも
大切にする姿勢が
よくみられます。
妙なこだわりは軽々と超えて
“フレンドリー”が
一般的なイタリア人のイメージですが
その通り 本当に
人と人とのつながり、
コミュニケーションを
大切にする傾向は
一般の日本人より
強いと思いますね。
しかも、長い時間のスパンで
のんびりと。
日々、忙しさに振り回されがちな時
ふと 考えさせてくれる
イタリア人の あたたかさ。
本当に大切なもの
見失わないように
したいものです。
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※写真は、正に4年前、
ペルージャの外国語大学にて。
昔のお屋敷を改装した学校は
こんなに豪華な内装なのです。
生徒なのにお姫様気分…♪

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