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イタリア流、iPhoneの直し方
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年末、12月29日に、いきなり私の
クラシック・iPhone4が
充電できなくなったお話をしました。
気になる方はこちら
→ http://ameblo.jp/sana-natura/entry-11970362380.html
“あぁ、やはりもう4じゃやっていけないのね”
“仮にバッテリー交換でいけたとしても
この年末にまた出費かぁ…”
などなどの思惑…
それ以前に
ここイタリアで
今年残りあと二日、
というカウントダウン状態に
直してくれるところはあるのかっ!?
この田舎でっ・・・!!???
こっちの方が
懸念度高し、だったのであります。
ところが…
年を越す前に
直りましたーーー!
しかも、
翌日には
直っていましたーーー!!
その理由は
1.灯台下暗し。
2.故障原因が本体じゃなかった(ほっ)
3.イタリアも、年末普通に働いていた
ことによります。
1.灯台下暗し
田舎なので、電車で30分の
県庁所在地のある町まで
行かないと、直らないー!
と 思い込んでいたのですが
情報収集とは
してみるもんです。
自宅から徒歩3分、
夜のワンコ散歩でよく通る道沿いに
そういえば、あることを思い出しました。
PC&ケータイ直し屋さん。
店、というより “倉庫”的な外見から、
完全に視界に入れてなかったのですが・・・
この時ばかりは
いままでの失礼を省みず、
急に“倉庫”のたたずまいが
ありがたいものに見えてまいりました。
当然、突進。
いかにも、機械いじり好きが高じて
そのまま仕事にしたような
いわゆる… 
イタリア版・アキバボーイが
一人でやっているお店。
“倉庫”的たたずまいは
外見だけではなく
内部も ご立派でした。
独身男子の部屋のような雑然さ。
カウンターの脇にも私物が置かれ
品物を置く棚は、
正に倉庫か建築現場で使いそうな
ネジむき出しの鉄の棚^^;
でも、キライじゃない
こういうとこ。
オタク(勝手に決めつけてごめん)の
彼はさすが
質問→判断→手際が素早く、
私が全部言い終える前に
あっという間に
問題の原因を
突き止めてくれました。
まぁ、なんてことはない
電話そのもの、どころか
バッテリーでもなく
バッテリー・チャージャー(コード)
がイカれていただけだったのです。
「あ、これ(私が持っていた充電コード)
Appleオリジナルじゃないし」
彼手持ちのホンモノコードをぶっさすと…
本当だ!ちゃんと“充電中”のマークが(T_T)
これで、今回の問題解決は
【Appleオリジナルの充電器を買う=12ユーロ】
で済む事が判明いたしました★
わーい、わーい♪
…で、在庫はあるの?
小さなお店、当然
ありませんでした。
「今から頼んで、
遅くても明日には届くよ。
明日夕方来て」
よかったー!
年末中には
解決するーーー!
とりあえず、その日は
お店に電話を預け
半日充電していただき
しのぐことに。
そして、翌日…
はい、結論から申しますと
充電器が手に入り
普通に使えるようになったのです。
なったのですが…
やはり笑ってしまった、
イタリアンな解決法。
前日言われた通り
夕方行ったらば
やっぱし
「あ、届いてない」
→この場合、“すいません”などの
付け足しは一切ありません。
「やっぱしー?あははは」
→ 笑うしかない。
さぁどうするか。
すでに大晦日イヴ。
明日届くという保証は、
限りなく・・・ 低い。
「じゃあ、とりあえずオレのを
貸すからそれでしのいで」
と、かつては白だった
グレーのコードを差し出しかけた。
でもそれは1つしかないお店用だと
昨日言っていたから
「でもじゃあ、他のお客さんが
明日来たらどうするの?」
と聞いてあげたところ
「Appunto・・・(そうなんだよ・・・)」
一瞬の沈黙の後、
彼はひらめきました。
「そうだ、こうしよう!」
「これ、全部新しいからね」
在庫でたまたまあった、
iPhone充電用の
USBコード(なぜか紫色)
そして、コードを電源につなぐ
ソケット(ふつうに白色)
を組み合わせ
「はい」
…新しい、充電コード
できましたぁぁぁ
(写真左下)
こんな、ちぐはぐでも全然構わない感覚。
とりあえず、“問題解決された”事に
重きを置く姿勢。
ありあわせでも、普通に12ユーロとっちゃうところ。
(えぇ、一応新品ですから!)
日本じゃ、ないよね~
と思いつつ…
なぜかムカつかない。
そんなところに くすっとしてしまう。
そんな雑然さに、
きちんとしすぎの
日本で育った私としては
逆に 癒されてしまうのです。
あぁ、いいんだ。これでも。
って。
日本だったらきっと
・予告した翌日に着いてない
→ 「申し訳ございませんっ」
・色がチグハグのコード
→ あり得ない
・しかも、袋に入れず裸のまま渡す
→ 起こり得ない
・退店時
→ 「本当に、申し訳ございませんでしたっ
ありがとうございましたーーーっ!」
…立派だよ。素晴らしい待遇だよ。
だけど、全てにこれじゃなくても
いいよね。
イタリアは、全てにアレだから
少しは日本を見習ったほうがいいけど
逆に日本は
もう少し テキトーに行こうよ♪
と、言いたくなる私であった。
早、イタリアに住んで5年目。
もし日本に帰ったら
相当 “テキトーな女”に
見られるのかもな・・・
と 思いつつ。

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