Ospizio Bernina〜オスピツィオ ベルニーナ〜 レーティッシュ鉄道ベルニナ線において、最も標高の高い駅。 大きな湖、Lago Bianco〜ラゴ ビアンコ〜沿いにたたずむ小さな駅ですが、 乗り降り客が常に多い駅でもあります。 それはやはり、 標高が高い為に高い木がなく 開けた展望が望める事と、湖沿いという開放感からかしら。 なんとなく、途中下車したくなる駅のひとつです。 また、この駅から 隣のAlp Grum(アルプ グリュム)まで 平坦かつ展望の楽しめるハイキングコースがあることも 大きいですね。 そこまで歩かなくても、ちょっと途中下車をして 名物の「白い湖」「黒い湖」を 間近で見比べるのも楽しいでしょう。 ※注:標高が高い為、サンモリッツなど街中より 常に気温は低めです。 峠に位置する為、風が強い事もよくありますので 歩く予定のあるときは、夏でもしっかり防寒の 用意をしましょう。 |
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Ospizio
Bernina駅 駅舎。 標高、2,256m。 夏のシーズンには、日本人観光客も かなり乗り降りします。 ここからAlp Grumまでのコースは 坂がなく平坦で、距離もほどほど (ゆっくり歩いて2時間くらい)。 かつ、展望が楽しめるので 王道ハイキングコースのひとつです。 花の時期には、様々な種類の花も見られますので 天気がよければ、本当にお勧めですね ^-^ 季節には、コース途中に アルペンローゼの群生が見られます。 |
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では、【湖の色比較】にまいりましょう。 こちら、駅を背にして右手にある小さな湖、 「黒い湖」。 水の色が黒っぽいの わかりますか? |
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さらにアップ。 映っているのは、湖対岸にある氷河 【カンブリーナ氷河】。 |
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一方、こちらは白い湖。 駅前に大きく広がる、Lago Bianco(ラゴ・ビアンコ)です。 ※Lago Biancoとは、イタリア語でそのまま「白い湖」 映っているのは上と同様、カンブリーナ氷河ですが 山の色も全然違って写っていますね。 手前の水色が、温泉のように白濁しているのが わかります。 |
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Alp
Grumに向かう、ハイキングコース。 湖沿いに、線路に沿うようにコースがあるので 迷う心配もなく快適です。 ご覧のようによく整備され平坦なので、 お年寄りからサイクリストまで 様々な方が散策を楽しんでいます。 線路が間近なので、電車と一緒に 写真を撮るチャンスが多いのもこのコース♪ 私も何度も撮りました。 ※途中から、ちょっとした岩場や砂利道になるので トレッキングシューズは必須です。 |
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ある時、こんな絶妙なアートを発見★ 誰がしたのでしょうか。 もちろん全くボンドなど使わず! すごいバランス感覚ですねっ |
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あぁ 気持ちいい! 風がないと、湖が本当に鏡のように 周りの山々を映し 何ともいえない美しさです。 …え、で 何で湖の色が違うかって? それはね… ガイドのお客様だけへの 特別情報♪ (^d^) あなたにガイドさせていただく機会がある際に お伝えいたしま〜す (^v^) ページに大ヒントもありますし ちょっと調べてみたら すぐわかるかも! |
仮に下車する時間がなくても、 車窓から 山と湖、広い空をバックに 素敵な写真の撮れるチャンス満載! の この駅付近。 こちらの風景は、9月のもの。 手前に咲きほこっている花たちは ヤナギラン。 | |
ちなみに 冬の駅舎風景はこんな感じ。 さすがに降りる人もまばらです。 | |
深い雪の中を 黙々と走るベルニナ線。 豪雪地帯ですが、毎日本当によく整備され 運休になることは ほとんどありません。 誰もいない 静か〜な雪原に響く 汽笛の音。 ガタン、ゴトン… 走る音。 冬の風景はこれまた 素敵です。 | |
こんな近くで接写できるのも魅力です。 …といっても冬はもちろん ハイキングコースは雪の下。 このエリアは圧雪もされていませんので 普通の歩きは不可能です。 私は、スノーシュー(現代のカンジキ)で 歩きました。 ・スノーシュー、あるいはスキー ・しっかり道を知っている人と歩く が鉄則ですね。 全部雪に隠れているので、どこが 湖かも一見わかりませんから… | |
やはり四足歩行だからか スノーシューなしでも 沈まずトットコ歩く 愛犬ILA(イーラ)。 自然の中では、本当にいい表情を見せます ^-^ ※ 冬季には、 スノーシュー・雪原ハイキングガイドも 承ります。 詳細は、HPトップページ内の 【お問い合わせ・メールフォーム】 からどうぞ。 スノーシューはレンタルも可能ですので 持っていなくても大丈夫。 真っ白な世界の中を貸切で歩く… 最高ですよ♪ |