【近いものほど無知な事がある】

【近いものほど無知な事がある】

「ミツバチは、果実を食い荒らす害虫だ」

そんな全く根拠のない偏見を

耳にすること自体驚きでしたが

さらに驚いたのが

その言葉を発したのが、

最もミツバチのお世話になっている

リンゴ農家従事者である、

という事実。

私の住む 

北イタリアのこの地域では

ワインになるブドウの他、

リンゴも

主要な農産物のひとつ。

そして

リンゴと言えば

多くの農薬を

必要とすることで

有名な果実です。

ミツバチ減少に

過剰な農薬が絡んでいる事は

間違いない事ですが

こちらのリンゴ栽培者の間で

農薬を減らそう、という

取り組みを聞いたことは

私の知る限り

未だありません。

それどころか

このような認識の生産者が

少なからずいるのが事実です。

「ミツバチは

果実を食べたり

穴をあけたり

危害を与える」

その言い分が、

農薬をふんだんに使って

生産効率を上げる為の

言い訳なのか

何かからの刷り込みで

本気でそう思っているか

真意は謎です。

しかし、

このままミツバチが

減り続けたら

最初に、そして最も困るのは

自分達だという事。

農薬をしっかり使う事で

今年の生産量は

確保できるかも知れないけれど

長い目で見たら

毎年 大きなリスクを

自ら生み出しているという事。

そういう事を

考えないのかなぁ、と

疑問に思います。

ある問題を解決する為には

時に

それに最も近い環境ほど

変える必要がある。

と同時に

変えるのが難しい。

古い慣習や伝統、偏見のみに

固執することなく

自分の命の出どころと

持続可能な将来を

しっかり見つめたいですね。

※写真:花粉まみれになりながら

一心不乱に働くミツバチさんが愛しい


アルプスの天然盆栽☆Bonsai al natur

アルプスの天然盆栽☆Bonsai al natur

本日のお作品

【松~石付き・半懸崖】

今日は、二つのテーマがミックスした

天然盆栽を見つけました。

「石付き」とは、樹木が石の上に生えていたり

根っこが石をかんでいる(抱えている)

状態の事をさします。

「半懸崖(けんがい)」とは

樹木の先端(枝や葉っぱ)が

幹から垂れ下がっているけれども、

鉢底よりは上にある状態を言います。

※自然のものなので鉢がないですが、

垂れ下がりすぎてないので

半懸崖として紹介します。

※半がつかない懸崖は、次回のご紹介☆お楽しみに。

どちらも、山や海の断崖絶壁や

風が吹きすさぶ厳しい自然の中で

雄々しく生きる樹木の姿を

表現するのに用いられる手法です。

そして、その二つの要素を

自然に身につけた

こちらのアルプス天然盆栽は

正に!そんな環境に生きている一本。

峠に近い湖に突き出ている半島の

しかも先端近くに

生えている松なので

峠から上がってくる風。

夏には照り付ける太陽。

冬にはメートル級に積もる雪…

に耐えながら

ここまで大きくたくましく

生きています。

大きさがわかるように

愛犬イーラに座っていただきました。

体重約25キロの中型犬に対する

この松の大きさが

伝われば幸いです。

自然の強さに、圧巻。


氷河の融け具合がハンパない

氷河の融け具合がハンパない

サンモリッツで知名度随一の展望台、Piz Nairからみえる、ユリア氷河。

かろうじて山肌にはりついている程度になってしまった。

自然に近ければ近いほど、それが危機に瀕していることを実感する。この山やワンコのように、自然の中で凛とした姿を、残したい。


ミツバチがいなくなる時

ミツバチがいなくなる時

…それは、地球が終わる時。

「ミツバチは自然環境の指標」

とは、もちろんここヨーロッパでも

言われている事。

動けない植物の代わりに

飛び回っては

お花の受粉を助け

森や畑を生かす

ミツバチ。

自然環境の

影の立役者です。

私が小学生の時も

校庭の植え込みの花に

ブンブン飛び回っていたのを

よく覚えています。

(その頃から自然児だったらしい)

ところが今

世界各地で

その数が減っているそう。

私の住む

アルプス地域でも

「今年はミツバチがずいぶん少ない」

の声を

あちこちで聞きます。

そして日本でも

関東の養蜂家さんの話として

耳にしたところでは

ミツバチの数が

例年に比べ

たったの

三分の一程度しか

いないそうです。

自然環境に

最も影響を与えているのは

われわれ人間ですが

その変化の影響を

真っ先に受けるのは

自然界に生きる

生き物たち。

限られた環境でしか

生きられない

デリケートな動物ならまだしも

ミツバチのように

本来

「どこにでもいる」

生き物の数が減っている。

虫さえ生きられない世界に

なったら

私たちは

一体どうやって

生き永らえられるだろうか?

そうならない為に

一人ひとりができる事、

現実的に

行動していきたいですね。

ミツバチのように

コツコツと 着々と。


スイスと言えば…ラクレット☆

スイスと言えば…ラクレット☆

先日 スイスの友人と

毎年恒例の

ラクレット・ナイトをしました。

ジュワジュワしてるのを

ホフホフしながら食べるのが

最高に美味しいラクレット。

それを気軽に食卓で

実現出来るように

スイスには こんな

“卓上ラクレット・ホットプレート”

があるのです。

日本で言えば さしずめ

お好み焼きと言ったところか…

道具も似ている。

本来 ラクレットや

チーズフォンデュは

冬のメニューなので

真夏にこんな事しているのは

私達くらいなのだけれど

日本で10倍の値段になる前に

こちらで食べだめ

しちゃいま~す♪

アートのセンスあるナターシャの

グリーンで統一された

テーブルアレンジも

素敵でしょ。


スイスに学ぶ、ビジネス&教育モデル~農育~

スイスに学ぶ、ビジネス&教育モデル~農育~

 *********

先日、サンモリッツ駅で偶然みかけた

全面にミツバチが描かれた車両(画像)。

ドイツ語はまだよくわからぬながら

どうも鉄道会社がからんでの

ミツバチに関するプロジェクトらしい…!

ことだけはわかったので

車両のロゴを元に、

ネット検索を始め

駅職員や地元の人に聞きまくって

わかった事は…

とっても画期的で楽しくて

将来のミツバチ保護にもつながる

素晴らしい”農育”である、

という事でした☆

なんと、車両一台が丸ごと

【ミツバチの巣&ミツバチミュージアム】

だそうです。

サンモリッツが属する

グラウビュンデン州を

のんびり巡回しながら

地域の子供たちに

ミツバチの生態、

はちみつが出来る過程を

学んでもらおう、

という企画。

そうする事で

子供たちは

養蜂や農業、そして

環境保護についても

考えるきっかけに

する事が出来るし

ミツバチ達が移動する事で

各地の花の受粉の手伝い、

開花期に合わせて

ミツバチが活動できる。

そして

ミツバチへの理解が広まる事で、

ミツバチそのもの同様

苦境に立たされている

養蜂家の援助にもなる…

全てがWin&Win。

三方良し、の

すんばらしい企画では

ございませんか。

サイトによると

次回サンモリッツの近くに

この「ミツバチ電車」が

やってくるのは

8月下旬。

内部見学を

オトナの私も出来たら

絶対に!視察したいと

思っております。

続編をお楽しみに♪

それまでに、まずは

この企画の公式サイトで

雰囲気をお楽しみください。

開くとすぐ観られる

プロジェクト紹介動画が

何とも可愛らしい。

言葉がわからなくても

楽しめますよ(^^)

【ミツバチ電車&農育企画】

公式サイト

GRISCHA BIENA UF DA SCHIENA

http://grischa-biena-uf-da-schiena.ch/

FBページもあります。

こちらでは、

車両内部の様子がわかる。

なかなか本格的な展示!

さすが、妥協しないスイスの方

素晴らしい。

→ https://www.facebook.com/grischabiena/

開いたついでに、

「いいね!」をしてあげてくださいね。Beeee


アルプスの天然盆栽・Bonsai al natur

アルプスの天然盆栽・Bonsai al natur

本日のお作品

【松・吹き流し】

吹き流しとは、幹が傾くのと同じ方向に枝がたなびいている状態の木を言う。

この場合は、わずかに左に傾いた幹同様に、全ての枝が左にたなびいています。(そもそも枝付き自体左のみになっている)

人口の盆栽でこれを表現する時は、もちろん剪定や枝の固定で作るわけですが、こちらは100%天然仕様。谷に吹く風の向きにより、このようになったのでしょうね。

穏やかな湖畔で見つけたお作品ではありますが、荒々しい岩の上に根付き、力強く生きるさまは、まるで日本海や三陸海岸の厳しい冬に耐える松のようです。

自然、天晴。