涙ぐましいブドウ収穫の「機械化」

何でも機械化、デジタルのこのご時世。

 

農業の世界でも

種まき、収穫、脱穀…

何でも大型機械で

産業的になってきています。

 

さらにAIの発達で

機械化もかなり制度が上がり。

 

ワイン造りのためのブドウ収穫も

例外ではなく

こんな 巨大な掃除機で

房を吸引する機械も

もはや珍しくありません。

 

そう ブドウ畑が広大な平野であれば…

 

 

アルプスの高い山に囲まれた谷間。

急な斜面に張りつくように

小さな畑が階段状に続く

Valtelllina(ヴァルテッリーナ)の

ブドウの段々畑では

そんな機械は とても使えません。

 

それでも

この地方「最先端」の機械化が

ここにもあるんです!

みてみて…

 

アナログすぎる(^^;

 

こんな 素朴すぎる機械でも

あればすごい方で

個人や小規模ワイナリーはもちろん

全てが手摘み、人力運搬。

 

こんな機械がある

大規模なところでも

運搬車までは

手摘みで運ばないといけない。

 

キャ〇ティだのどこだの

ネームバリューだけで

やたら高くなっているワインもありますが

広大な平野で作られてる

産業化ワインは だいたい

掃除機で吸ってます。

 

私は 食べ物の中に

それを作る過程の

人のエネルギーや

食材が受けるストレスも

混在すると思っている。

 

めっちゃ効率は良くても

強引に吸引された

ブドウのストレスやいかに。

 

そして 一気に収穫して

房はつぶれてしまうから

どれが傷んでいたか

どれが腐っていたかなど

もはや 判別不可能。

 

まぁ大丈夫。

商品化前にはEnologo(エノロゴ)が

化学的操作で味を調え

酸化防止剤をしっかり入れるから

味は安定する。。。

 

※Enologo(エノロゴ)については、下部参照

 

 

 

私は

有名なワインでなくていい。

こんな風に

スローなリズムで

人の手が入ったワインを

その過程を想像しながら

飲むのが好きである。

 

※Enologo(エノロゴ)とは:

日本語で「醸造家」。

ワインの味を調える人のこと。

化学的知識に基づいて

ワインの酸味を抜いたり

甘味、香りを加えたりする。

多くのワイン生産者は

「腕のいい」エノロゴに

味調整を任せて製品化している。

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