牛の行列に遭遇★…そしてどつかれる

本日のガイドは

これまた

王道コースのひとつ。

世界遺産・ベルニナ線沿線の

Ospizio Benina(オスピツィオ・ベルニーナ)から

Alp Grum(アルプ・グリュム)

までの一駅を

歩くコースです。

 

ここは、プライベート・ガイドでも

団体様でもよく使うので

普段なら

目をつぶってでも歩ける…?

くらいの道のりなのですが…

 

今日は、

“大事件”が起こりました★

 

ハイキングを始めて間もなく、

背後から

チリン、チリン、カラン…

スイスではお馴染の

カウベルの音。

 

あぁ、放牧しているんだな

近くで…

 

最初はそう思っておりました。

が、

音が だんだんと

近づいてくる。

しかも ひとつやふたつでは

ありません。

 

カラカラ、カランコロンチリン…

ドッドッド…

 

無数のカウベルの音と共に

近づいてくるのは

牛の足音。

 

ふと振り返ると

土煙と共に

う、牛の大群が…(゚д゚)!

 

そう、ちょうど

放牧中の牛を

移動させる朝に

あたったのです。

 

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先頭は、やはり

牧場主の方。

貫禄があります。

 

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お行儀よく

主に追従(先頭のは)

 

 

 

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Lago Bianco沿いに

延々と続く

牛の行列。

 

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さながら、民族大移動。。。

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土ぼこりを舞い上げ

ざっと100頭以上が

移動する様は

迫力です。

 

 

 

 

 

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カンブレーナ氷河とカウ。

こんな光景は、

スイスに滞在していても

なかなか見れまへん。

DSCN8843

行列が後部に行くにつれ

途中で、文字通り

“道草を食う”者が現れたり

列を乱すものがおり…

人も牛もおんなじです。

 

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ベルニナ線の線路を

横断中のカウ達。

もちろん、電車のことなど

お構いなしなので

牛追いの方々は

気が気じゃないでしょうね…

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最後尾には

跡継ぎらしい少年も。

小さい体でナメられないよう、

杖を打ちうち、

必死でした。

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…結局、ゴールの

Alp Grum付近まで

ほぼ同行した私達。

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パリュー氷河が見え始める

この辺りで

ようやくカウ団体様とは

お別れ。

 

しかし、とあるカウは

別れが惜しかったのか…?

 

私が、この

氷河と鉄道の写真を

カメラに収め

満足した直後、

背後から突進。

そして

突き飛ばされました…(@o@;)

 

草むらに

1mのダイビング!をした私。

 

側にいた牛追いさんによると

“あれは子連れだったから

気が立ってたんだと思うよ。

大丈夫?”

 

え、えぇ 大丈夫ですが…

 

目を合わせたわけでもないのに

そして私は完全に

背を向けていたのに

なぜ…

 

彼女も、疲れて

イラついていたのでしょうか。

 

…ともかく

ハイキングコースでよく見る

“子連れの母牛には

気をつけて下さい”

の標識は

本当だったことを実感した

ひとコマでございました。

 

それにしても、

お客様でなくてよかった!

 

 

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