スキー歴四ヶ月の初心者が月山行ってみた結果
ウグイスの声を聴きながらスキーをする
…という稀有な体験。スキー初めてまだ4か月なのに、イタリア戻り直前、コブのメッカと言われスキーガチ勢の聖地・月山に行ってみた。

駐車場には全国津々浦々から集まったスキーオタク達で車のナンバーのバラエティのある事ある事。地元山形、仙台なんて少数派で 千葉、大阪京都、一番遠いのは佐世保まであり、全国の先鋭が集まっている雰囲気にスキー場行く前から圧倒される。

↑ガチ勢しか寄せ付けない最初の関門は、駐車場からリフト乗り場までの距離。雪道の登りをスキー靴でえっちらおっちら、500mは歩かないといけない。ロボットみたいな歩き方しかできないスキー靴に加えスキーまで担いでいくと、滑る前からもう結構汗だく。
道中では、滑走目的の方からスキー登山するんだろうな、という格好の方まで様々で、それを見てるだけで結構楽しかった。
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コブなんてもちろん無理なので、唯一のコブなし斜面をひたすらこなす。コブなしと言っても春スキー時期の雪はシャーベットのように水分多く重い上に人が滑った後の轍がそのまま残るから充分でこぼこ。でも頑張りましたよ。

↑駐車場付近から見た滑走エリア。うねうねと長くのびる筋が全部コブ。その中に点々と見えるのが滑走者たち。遠目でこれだもの、どんだけのコブかおわかりいただける事と思います。近くで見るとちょっとした小山が連なる山脈であった。
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スキーも楽しかったけど、何よりこの月山エリアの豊かかつ厳しい自然環境に感動した。もう五月末なのに月山のみならず周りの山々は全て冠雪。道中はあちらこちらから澄んだ雪解け水がこうこうと流れ出しそれが平野の田んぼや果樹園を潤していく…こんなに緑と水が豊かな国は、世界中探してもなかなかない。なんて恵まれた環境なんだ日本は、と海外を経験してようやく実感した感がある。
そりゃあ大陸の人も欲しがるはずだ。
貴重な自然の宝 大事に守っていかないとね。
動画ではしっかりウグイスの声入ってるので現地の雰囲気感じてみて下さいね


↑左下の方。途中出会って少しお話したおじさんで、なんとリフト乗り場からこうしてスキー担いで歩いて登っていると。月山頂上まで登り、その後スキーで降りてくるそうな。リフト部分だけ楽する、という事もなくひたすら黙々と歩く… 山の魅力ってそんなとこ。

↑ 天気がとても不安定だったこの週。最初は宿をとろうかとも思ったがやめて、毎日天気を見つつ日帰り修行にした。一日おきに二回行った結果、二日目は気持ちのいい晴天♪ 2時間で月山行けちゃう仙台は、なんて恵まれてるんだろう…と実感。