便利で精密!だけど浮気はすぐバレるイタリア語
便利で精密!だけど浮気はすぐバレるイタリア語

今 5月のでっかい仕事に向けて資料の翻訳作業追い込み作業中なんだけど
英語に比べてイタリア語ってなんて正確なんだろう、と感心。
習い始めた時は 代名詞までいちいち性と数を揃えてめんどくせぇ!としか思わなかったのだが、今こうして英語とイタリア語を照らし合わせながら翻訳してると この面倒くさかった性数一致代名詞のおかげで、多少元の言葉と離れてても何を指しているかわかりやすい。
対象がモノで、直接目的語代名詞の場合
英語だと it
しかないところ
イタリア語だと
lo …男性単数
la …女性単数
li …男性複数(女性含む)
le …女性複数
四つもある。
このおかげで今 専門的で長たらしい文章の最後の目的語が英語だとモヤっとしてたんだけど イタリア語で読んだらクリアになった

同時に イタリア語は英語に比べてむちゃくちゃ語彙が多いし特に書き言葉だと難しい言い回しになるから、ささっと意味を把握するのには英語の方が優れている。
ラテン語直系の伝統言語と、移民同士がコミュニケーションしやすいように簡素化の方に発達した英語との正に違いですね。面白い。
しかしイタリア語の時は気をつけましょう。
この性数に精密な一面のおかげで、電話や内緒話でも相手や対象が男か女かすぐわかってしまいます。
例えば日本語なら
「今日何時に起きたの?」
と言った時 相手が男か女か全くわからない。
しかしイタリア語だと
A che ora ti sei alzato? → 相手は男
A che ora ti sei alzata? → 相手は女
とすぐわかります。
なのでうちも 家人が電話で話している時 少なくとも話し相手が男か女かは開口二番くらいの早さですぐわかる。知るつもりなくてもわかってしまう。
そのおかげで…あ いえなんでも。
それでなくても男というのはわかりやすい生き物なので 皆さん気をつけましょう
写真は 先日川崎の「国定森の湖畔公園」に桜を見に行った時のもの。ムスカリとソメイヨシノが同時に咲いていた♪
