オレオレ詐欺から学ぶイタリア語
オレオレ詐欺から学ぶイタリア語

…私のイタリア携帯番号にこんなSMSが届いてました。

「母さん 大変な事が起こった。携帯なくした。できるだけ早くこの番号にメッセージちょうだい」
(原文は画像を見てね)
…とチャットアプリWhatsapp に誘導するもの。
…さすがイタリア、オレオレ詐欺も雑だな、と思いつつ。これも日本人高校生のようにミャンマーに連行されたイタリア人の若者が懲罰に怯えながら泣く泣くやっているのかもと思うと切ない気がいたします。
è successo un casino のcasino とは ギャンブルやるカジノとは違います。綴りは同じなんだけど、発音も〜カズィーノ〜となり、
「大変な事、混沌」
という意味になります。
“もう大変よ〜” 的な場面で日常でもよく使われる言葉なので 覚えていて損はないでしょう。しかもこういうスラング的なのを言えると一気にネィティブ感が増しますのでお得です。
appena puoi は英語のas soon as you can.
scrivimi は一見 ひとつの単語のようですが実はそうではなく、英語のwrite me にあたる
scrivi + mi (a me)
↑
scrivere 書くの命令形 + a me 私に… がくっついてなぜかmi になりさらに動詞と合体する、という外国人学習者泣かせのイタリア語特有の文法ルール。
しかし日常でめっちゃ使うので避けては通れない部分です。
また 手紙始めチャットアプリやメールなども ”〜に書く”の時は su (英語のon)を使う事がわかりますね♪
掛け子さん 勉強になったよありがとう
おまけ写真は ミラノ中央駅と、ミラノ郊外で見つけた穴場シーフードレストランにて。美味だった


