【現地密着・穴場ワイナリー紀行】ネッビオーロの段々畑と7種ものワインに舌鼓

コロナが落ち着いてから特に、ご年配のお客様へのご案内が増えております。

今回もご年配ご夫婦での旅。地元ワイナリーを見てみたい!との事で、ワイナリー巡りの一日。まずは車で約30分のワイナリーへご案内しました。

県庁所在地がある町の旧市街ど真ん中にワイナリーがあり、またそこから徒歩5分程度であっという間に広大な景色を見渡せる段々畑に到着します。

歴史的建造物がひしめく旧市街からちょっとするとすぐに豊かな自然。

イタリアの歴史と文化の豊かさ、アルプスの起伏の豊かさをしょっぱなから体感できます。

↑案内人さんとの待ち合わせ場所である旧市街の広場。素朴かつお洒落な八百屋さんの前で荷物整理をするお二人。

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待ち合わせが完了すると、旧市街を散策がてら、まずはワイン用ブドウがすくすく育つ現場、ブドウ畑にまいります。

ちなみにこの日は、我々日本人3名と、若いイタリア人グループ5名ほどの計約8人での訪問です。たいてい毎回イタリア人グループさんと一緒になりますが、割と若い人達が多いんですね、意外な事に(勝手に年配者が多いかと前は思っていた)。しかも、ミラノとか都会から観光がてらわざわざ足をのばして…という方が多い。イタリアでもなかなか珍しい畑の形状なので、やはりネイティブにも魅力があるのでしょうね♪

↑季節は6月末、初夏です。自然派のワイナリーなので除草剤などはもちろん使わず、シロツメクサなど柔らかい草がもりもり生えています。5分程度の歩きですが、あっという間に街が眼下に。

草いきれの中をしばし歩くと・・・

↑のどかな風景が広がっています。正面の山の中腹までブドウ段々畑が整備されているのがわかります。畑の合間を縫うように民家が建っているのもわかりますね。ここら辺に住むのは、景色は最高にいいでしょうけど、夏の暑さはすごそう…

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こういった山の斜面に畑を作った理由は

・アルプス山間部なのでそもそも平野がない

・冷涼地なので、日当たり良く日光がより直角に当たる斜面を利用し、ぶどうの生育を助ける

事にありますが、温暖化の昨今ではもう暑すぎるくらいで、猛暑の際には若木が枯れるなど、時代と共に違った問題が出てきております。

実際に訪問時も、暖かい上昇気流がぶわ~っと上がって来ていて、ほんの20分いたかいないかくらいでしたが、”早く日陰に行きたい…”と誰もが思うレベルでした。

そんな中、畑見学の次のステージ、地下のワイナリーに入った時のほっとした事と言ったら…ひんやりした空気が気持ちいい!

何百年も続くワイン地下貯蔵庫を見学です。

↑巨大なワイン樽。ところで、ワイン樽が細長いのに気づきましたか?まん丸でなく細長いのはこの地方特有だそうです。その理由は、ワイナリー訪問時のお楽しみ♪

↑別室には、昔の超ヴィンテージワインも保管。1913年。…しかしもう少し蜘蛛の巣とカビくらいは取り除いた方がいいような。コルクもすごい事になっております。カビが功を奏してめちゃくちゃ美味しくなってるか、単なる酢になっているかどっちかだろうな。。。

↑さぁ、畑、地下貯蔵庫と見学の後はいよいよ!本日の目玉、お楽しみの試飲タイム。

このワイナリーでは何と、自社製を7種類も試飲させてくれます!

大丈夫かコスパ…

↑ ネッビオーロ好きにはたまらない!個性あふれる7種をじっくり楽しめる。

最近当地方でブームでもある、ネッビオーロの白から始まり、スタンダードなネッビオーロ赤。その後だんだん風味の強い赤となっていき最後のトリはやっぱり、Sforzato(スフォルツァート)!当地方特産、干しブドウワインです。

↑試飲のお供、アテも地元特産づくし。牛の生ハムBresaola(ブレザオラ)にカゼーラチーズ、そしてライ麦パン。これでますますワインが進む♪(私は通訳案内人なのでかなり抑えた)

お客様も何本か購入。実際に味を知ってから買えるので安心ですね。

↑さて、ワイナリー訪問で心が満足の後は、お腹を満足させるためにランチ会場に移動。

このエリアに来た時は絶対にご案内したい、絶景レストランへ。

先ほどふもとから眺めたブドウ段々畑の広がる山の中腹。畑のど真ん中にある素敵なレストランです。

大きなテラスからは、アルプスの谷とそこに広がる街。ふもとからずっと斜面に広がるブドウ畑…この地方特有の景色を俯瞰できる素晴らしい眺めです。

↑ そしてメニューはやっぱり郷土料理!そば粉パスタとそば粉フリット、生ハム盛り合わせなど、目と舌で感じるこの地の文化。

ランチの後は、午後の部で次のワイナリーへ…

の予定でしたが、旦那様が少々風邪気味で大事をとりたい、との事でしっかりした訪問と試飲は辞退。地下貯蔵庫をチラッと見学。ここは中世からの修道院を改装したものなのでとてもエレガント。ミュージアムみたいになってます。

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・・・という事で、初夏のイタリアアルプス、Valtellina(ヴァルテッリーナ)ワイナリーを巡る一日でした。

専用車でゆったり回りながら、イタリア語~日本語通訳付きでのワイナリー巡り、ランチ付き。決してお安くはないですが、現地の雰囲気にしっかり浸れる他にはないオンリーワンな一日となる事間違いなしです。ご興味ある方はお気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせは、当HPメニューにある「お問い合わせフォーム」から、またはメール

info☆tiranovaltellina.ciao.jp

(☆にはアットマーク)

まで。

 

 

 

 

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