イタリアの、結~ゆい~…イタリア農家の日常

イタリアの 結〜ゆい〜
夏のガイドシーズンが終わるや否や 今度は収穫の秋で忙しい北イタリアアルプスでございます。
農作業で互いに労力を提供して助け合う事を 結〜ゆい〜 というけれど 異国のこの地でもその風習がもちろんあります。
農作物とは 実る時は一斉に実り 収穫期を逃すとあっという間に味が変わり また天気との勝負でもあるので 特に収穫時はこの結が力を発揮します。
私がこの イタリア式「結」で好きな点は 特に明言しない点
手伝ってくれる? とか
お礼は〇〇  … とか
何時から何時まで …とか
いわゆるコントラクト的な事は全くなく なんとなく始まりなんとなく終わる。
先日もたまたま友人と道端で会って話していたら
“ジャガイモ収穫が終わらない〜”
“マジで? 月曜日から雨だよ”
“そうなんだけど子供達忙しいから夫婦2人しかいないんだよね…”
“じゃあ明日 たぶん時間できるから手伝おうか?”
てな感じで まぁもちろん相手の意図を汲み取ってだが 自然な流れで手伝う事になり 朝からピンポンもせずにお邪魔してコーヒー飲んでからみんなで畑に行って正午にはワイワイ昼間から自家製ワイン付きランチをご馳走になり午後は腹ごなしに労働第二部
…という 全員土まみれになりながら お金の発生しない だけどとっても気持ち良く充実感のある労働をできる事が 私はとても好きなのです。
八百屋やってるプロ農家の友人ファミリーだから ジャガイモの量もハンパなかったけれど 午後の雨が来る前に無事に目標点まで収穫できました。ついでにカボチャも少し。
終日外で過ごしてブーボもごきげんかつ程よく疲労した初秋の一日でした。
※ジャガイモ掘り機械が珍しくて撮影してたらイモと共にあらぬものが落ちてきた😆動画でご確認下さい↓

今日のランチ:美味しすぎて食べかけてから、あ、写真と思い出した。ウサギ肉のローストと森のきのこ、アルプス風マッシュポテト・Taroz(タロッツ)、畑の野菜フレッシュサラダ。

最近のアルプスの空はすっかり秋です

 

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