ベルニナ線づくしと天空の隠れ集落への旅~こんな山の上に集落がある理由~
ベルニナ線尽くしと 天空の隠れ集落への旅
〜こんな山の上に集落がある理由〜
Una escursione a un borgo su a monte
ベルニナ線が大好き過ぎて 調べていたら私のブログに辿り着いて下さったという女子ソロ旅のお客様と一日 ベルニナ線深掘りの旅へ
ベルニナ線のハイライト・ブルージオ橋を4本も撮影できた後は 車で山の上の隠れ集落へ
かなりの急斜面と急カーブを駆使してたどり着いた先には… 崖っぷちに建つ素朴な教会に守られて 民家が三軒ほどしかない小さな小さな集落。
イタリア側アルプスの山々まで見渡せる絶景と 足元には宝石のような湖(ベルニナ線がそばを通るPoschiavo湖が真上から見えるのです)。
険しい山あいに突然開けたその場所にそっと佇む姿は
この世の天国みたいで とっても静かで平和でした。
なぜこんな標高の高い不便な場所に…と疑問に思うかも知れませんが 昔はむしろ山の上の方が街の中心だったのです。険しい山脈の谷底に住むなんて 日当たりは悪いし湿気はこもるしいつ敵が襲ってくるかわからんし 太陽と安全を求めて人々は 山の上の少しの平野を見つけては開拓して 集落を作って行ったのでした。
車なんてなくて庶民は徒歩かロバだったから 特に不便はなかったんですね。そしてみんなが山上に住んでいたのでそんなに激しい登り下りもなく行き来ができたわけです。
今でもこのエリアには たくさんの小さな集落があって ちゃんとハイキングコースとしてつながっています。
ここみたいにまだ生きている集落、もう樹木に飲まれそうな集落…様々ですが アルプスでたくましく生きてきた先人達の足跡が色濃く残る場所。
ここには一軒家のアグリツーリズモがあるので 次回泊まってまたレポートしたいと思います
↑ これは映えるわぁ。アグリツーリズモからちょうど教会が抜けるようにハート型にくり抜いた切り株が♪
↑ アルプス版イグルーとでも申しましょうか。石のドーム、これは昔の天然冷蔵庫。ここでは今でも現役で使われていました。ケーキ頼んだらこっから出してたww
↑ ブルージオ橋のそばにもたくさん残っているので、行く時は見逃さないようにしましょう。
↑ 天然冷蔵庫の前でパチリ。犬大好きのお客様だったのでブーボもすぐ懐きました。
↑ 自分もガイド気どり?お客様が少し遅れるとすぐ迎えに行くブーボ。
↑ お客様が撮ってくれた一枚。山装備はほとんどモンベルにお世話になっております。
↑ 山の集落に行く前にはブルージオ橋撮影会。すがすがしい初秋の空で綺麗でした。
↑ ベルニナ線電車にご乗車の翌日はバスに乗ってルガーノまで。これでベルニナ線コンプリートです☆ ガイドご用命特典、非売品「ベルニナ線ショッピングバッグ」と共に記念撮影。そして満面の笑みでお見送りのブーボ。
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世界遺産レーティッシュ鉄道ベルニナ線イタリア側始発駅、唯一の在住日本人。地元密着の知識と経験、コネでオンリーワンの旅のお手伝い。沿線ハイキング・トレッキングから乗り鉄撮り鉄アテンド、ワイナリー巡り、山小屋泊…ご希望に合わせてオーダーメイドでお手伝いいたします。
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