ベルニナ沿線プライベートガイド~山好きのソロ旅人の方と出会うスイスの原風景
「夢が叶いました ありがとうございます」
今回のお客様からいただいたお言葉
現地のご案内をするのには事前の打ち合わせや時間調整や大変な事もありますが このお言葉を聞くと全ての苦労が吹っ飛ぶ!
あぁ私はこれの為に生きてるなぁ と思うくらい嬉しいです。
だってだって わざわざ日本から大金をかけて貴重な時間を使って来てくれる旅行の中の一日かそれ以上を私に託してくれて 私はただここに住んでいてちょっと詳しいだけで その知識をお裾分けするだけで誰かの夢を叶える事ができる… なんて素敵な事なんでしょう
今回のお客様は 何年か前に世界遺産鉄道ベルニナ特急に乗った事がありその際車窓から”あぁこんなとこ歩きたいなぁ”とずっと思っていたところ たまたま私のブログを見つけて下さりご依頼いただきました。
ミラノからの日帰りだったので 沿線で最も標高の高い駅 オスピツィオ・ベルニナから湖畔沿いに歩いてイタリア側の山々まで見渡せるパノラマポイント、アルプ・グリュムまで。
…と思ったが歩ける方だったのでさらに歩を進めて ターコイズブルーが美しい氷河湖畔でアペリティーボ
その後さらに200m下ってカヴァーリャにて帰りの電車乗車…と 二駅分をがっつり歩き気づけば標高差約450m。
晴れ 小雨 晴れと山らしく変化のあるダイナミックなお天気に自然をより身近に感じるのみならず なんと道中 放牧中の巨大な羊の群れに遭遇!若いペーター2人が複数の牧羊犬を巧みに操りながら群れを守る様子は 自然と共に生きるホモサピエンス本来の生き方に見え とても神聖なものを感じました。
ブーボもいたので邪魔しないように 牧人の1人に見てていいか聞いたらオッケーもらったので 少し離れたところで群れを眺めながらピクニックランチ。
…離れてたつもりだったんだけど今度は羊達が興味持ったのかだんだん寄ってきて ブーボもエセ牧羊犬してる写真が撮れました。
やっぱりDNAですね。コーフンはするけど始終見守り態勢で たまたま子羊が一頭群れから離れそうになった時には その外側に回り込もうという仕草を見せました。わかってんじゃんブーボ!
現地にいてもなかなかこんな間近でザ・スイスの原風景を体感できる事はないので とってもラッキーなお客様でした。長年の夢を知ってアルプスのかみさまがサプライズしてくれたんだな…と思いました。
今年も素敵なお客様に恵まれまくっているアルプスの夏ですが そろそろ終盤。
最後まで 夢実現案内人としてお役目を務めてまいります