これだからイタリア人最高!と思う時

先日 スイスはサンモリッツのコープで買い物をしていた時のこと。
商品の事でレジの店員さんと話す機会があって。
※現場では外国人労働者に頼っているスイスだから、イタリアに近いサンモリッツではスーパー店員の大部分がイタリア人なのです。
私がイタリア語話すとわかったからか 話の流れで店員からいじられた。
畑仕事後の喉を潤すのに欠かせないので セールになってたビールをツーケース会計していたら、横にいたサポート係らしい10代後半くらいのバイト兄ちゃんに
「買いますねぇビール🍺今日はフェスタですねぇ?😁(=呑んだくれる)」
私「いやいや。イタリアより美味しいし安いからさぁ」
レジ担当の20代前半らしき女子店員
「わかりますよ言いたくないのは、えぇ。いいんですよ言い訳しなくても😁
私「いや違うって、夫に頼まれたの!それにまだ木曜日だし(フェスタする週末には早いじゃん?)」
店員2人「はいはい😑
…意訳するとこんなやり取りでございました。
イタリアでは、というかイタリア人とだと こんなやり取りが頻繁にあります。初対面でも十中八九起こると言っても過言ではない。お店で道端で 電車の中で…
イタリア人というのは かくもコミュニケーションが好きでかつ能力が高い。
日本の生協のレジでこんなやり取りなんて まずないですよね。もしこんな感じで気軽に店員が声をかけて来たら大問題になるレベルでありましょう。
日本のフォーマルなところはそれはそれで魅力だと思う(最近は過剰な気もするが)。
でも私はどちらかと言うと イタリア人のこういう緩〜いところが好きで こういう場面に出くわす度に ”そうよ、これこれ!”という気持ちになる。
そんでこの2人は 私が会計前からぺちゃくちゃ喋りながら前の人のバーコードをピッピしていて 私の番になっても全くおしゃべりをやめないという、これまた日本的にはけしからん態度であった。
しかし私が大量のビールを買ったのを見て 階下まで運べるようにカートを用意して持ってきてくれて 階下でどうやってカート返却するかも丁寧に教えてくれた。
超いい加減なようで必要な事はちゃんとやる。それもまたイタリア人の特徴のひとつ。
これで いいのだ。
イタリア人を見ていると つくづく思う。
接客態度に多少ムラがあるのも個性。息つくとこはつきながら 最終的に会計間違わず顧客の必要とするサポートをし 笑いまで生んだら最高じゃないですか?
マニュアル通りにみんな同じ対応でギスギスする事にどんな意味があるのか。みんな同じであるべきなら それこそAI店員でいいんですよ。
ものすご〜い人間臭いのが魅力のイタリア人なのだけど 今回 スマホネイティブであるこんな若い世代でもちゃんとその特性は失われてないんだな、って事に安心した。
メッセージやり取りが主流なイマドキの若者は リアルコミュニケーションがとっても苦手…とか聞いた事あるのでイタリア人若者も然りかと内心懸念していたが 陽キャDNAはそう簡単には駆逐されなさそうです。
写真は ベルニナ線の最高地点駅Ospizio Bernina (オスピツィオ・ベルニーナ)があるベルニナ峠のレストランにて。このアイベックス印はスイスの最もポピュラーなビール、Calanda (カランダ)。日本のキリン的な癖のない飲みやすい味で美味です🍺今回もツーケースのうちワンケースはこれ買った。

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