世界一周中のご夫婦へ、Tiranoティラーノを「暮らすように」満喫のお手伝い
この夏最初のお客様は、2人で世界一周に挑戦!というご夫婦。
…と言っても、新婚ラブラブ、エネルギー天井知らずの20代のご夫婦ではございません。モザイクなしでOK、と仰っていただけたのでそのまま出しちゃいますがご覧の通り、長年の絆を育んでこられた落ち着きを感じる素敵な熟年ご夫婦。
海外旅行自体とても久しぶり、そしてヨーロッパはほぼ初体験、英語も得意ではない…という状況ながら、疫病騒動を経て長年の夢を実現すべく!パリ滞在後こちらTiranoティラーノに来て下さいました。
お二人の旅のコンセプトは「暮らすように旅する」という事で、Tiranoティラーノにはゆったり4泊のご滞在。
ご到着予定の二日前から乗る予定の飛行機キャンセル→航空会社のミスで再手配のフライトに乗れず一泊ベルギーで足止め→フライトの遅延。。。等々トラブルが重なり冷や冷やしましたが、何とか当日中にTiranoティラーノにご到着されました。良かった良かった。(…にしても、航空会社のスタッフがなんと時差を計算せずに乗継便を手配したから乗れなかったそうで。そんなのある!?基本だろ…)
ご宿泊はB&Bだったのですが、ガイドをご用命いただいていた事で事前に私が連絡して鍵をもらっておくことができたので遅いご到着でもチェックイン時間を心配せずゆっくりいらっしゃる事ができました。結果論だけど「本当にガイド頼んでおいて良かったです」と仰っていただけて何よりです。
別日の滞在中にも他のトラブルに見舞われつつ、なんだかんだツイてらっしゃるなぁ、と思ったのは、お天気です。
今年のヨーロッパは、3月あたりからずっと雨続きで気温もあがらず、6月に入っても相変わらずどんより曇り空の日が圧倒的に多いのですが、お二人が観光する日と決めた二日間だけ!スッキリと晴れました。気持ちの良い抜けるような青空に、爽やかな初夏の風…私もかなり久しぶりに感じた気持ちの良い、最高の日でした。
↑澄み切った青空に向かってブルージオ橋を上っていくベルニナ線。
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観光1日目は、やはり外せない、Tiranoティラーノ旧市街のご案内。
ランチは、前日までは旧市街内のレストランで…と思っていましたが、そういうわけでお天気にも恵まれたので急きょ予定変更で、お勧めの山の絶景レストランへ♪ 平日だった事もあり空いていてのんびりと、どこまでも続くアルプスの山並みを眺めながら地元グルメをご堪能いただきました。
↑17世紀からの貴族のお屋敷Palazzo Salisパラッツォ・サリス。(私が訳&ナレーションした)オーディオガイドがあるので、ここはガイドなしでいらっしゃっても楽しめます。Tiranoティラーノ来たら必須。
↑旧市街中心部にある教会、サン・マルティーノ教会。ちょうど入ってくる日差しがキリストさんの影をいい感じに演出してくれていました。…しかしカトリックのキリスト像はリアルすぎて…
↑ 窓際の一番いい席に案内してもらえました♪ 眼下に広がる街を眺めながら、天空レストラングルメ。
↑いつもお通しで可愛い一品を出してくれます。
↑当地名物、そば粉づくしランチ!そば粉パスタPizzoccheriピッツォケリとSciattシャット。
↑ 食後、レストラン前から景色を眺めるお二人。まるで合成みたいな鮮やかさ。
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お腹いっぱい、そしてもちろん昼から地元ワインを味わっていただいたので一度宿に戻ってシエスタ。18:30頃に再会し、夕の部は我が家のカンティーナ(地下ワイン貯蔵庫)見学と自家製ワイン試飲会。ちょうどイタリア人の友人もいて、みんなでワイワイと宴になりました。
ホスト役兼通訳で大わらわだった私は写真撮るの忘れちゃいましたが、テーブルでワインと生ハムをほおばりながら旦那様が
「いやぁ、テレビで見ていた番組”イタリア、小さな村”の世界が現実のものになるとは…」
と笑顔で言って下さり、ご案内役としてもとても嬉しかったです。
↑ 我が家のカンティーナにて。…旦那さま、いい目線の外し方ですね~。まるで「オレのカンティーナ、どや」。
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2日目は、いよいよ今回の旅のメインイベント、世界遺産レーティッシュ鉄道ベルニナ線に乗車です。
前日よりさらにいいお天気となり、新緑にくっきり映える赤い車両が眩しい…!
↑こんなに明るいけれど、時刻はもうほぼ19時。夏至に近いこの時期は、めちゃくちゃ陽が長いので一日たっぷり観光が楽しめます♪
↑春から雨が多い当地方、お山では大量の雪となり、標高の高いところではまだ冬の雰囲気。
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サンモリッツ湖畔でのんびりとピクニックランチ、そして軽くお昼寝までして、まるで地元の方のように、のんびりと贅沢な時間の過ごし方でした。
帰りの電車に乗る前には、サンモリッツの老舗カフェ、ハンゼルマンでお茶タイムも。2階にあるはずのヘップバーンの席は、今回まだ観光シーズン前なので2階が閉鎖、かつ対応してくれた若いウェイトレス二人はヘップバーン自体知らず…時代の変化を感じました。
という事で、1階の窓際で気分だけはしっかりヘップバーンで。
↑サンモリッツ湖畔でピクニックランチ。空と湖面の青、山には白い雪…最高ですや~ん。
↑お客様お昼寝中、アシスタント犬ブーボは湖畔でお散歩。楽しそうな笑顔がw
↑ワンコと共により地元気分♪ 前に飼っていたワンちゃんと似てるとの事で、懐かしそうに思い出をお話下さいました。
↑サンモリッツは今たんぽぽ開花で、ようやく春の初め…といった雰囲気。
↑ハンゼルマンにて。Affogatoアッフォガートをいただきましたら、何やら雅なウェハース。
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ご出発の朝も晴れて、チューリッヒに向かう途中もまた絶景を楽しめたことでしょう。駅でお見送りしましたが、2・3日もご一緒していると私も何だか親戚のような気がしてきて、何だか切ない気持ちでした。
長い世界一周旅行の間、一番の目的であるベルニナ線乗車を最高の状態で楽しんでいただけてほっと一息。しかし旅全体ではまだまだ前半半分にも行っていない。これからまだまだ旅は続くそうです。しっかり全体の旅程表もいただいたので、それを眺めながら「あぁ、今頃はここかぁ…」と想像したいと思います。
この度は、Tiranoティラーノにお越しいただき、またガイドをご用命下さり、
まことにありがとうございました。
↑寄り添って一緒に同じ景色を共有・・・私もこんな円熟夫婦になりたいなぁ~、とつくづく思いました。
↑ガイドご用命特典の、【ベルニナ線ショッピングバッグ】を手にベルニナ線前にて。数量限定・非売品ですのでお早めに。
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現地在住ならではの知識と経験、コネクションでガイドブックには決して載らないないオンリーワンの旅のお手伝い。アテンド・ガイドへのお問い合わせはお気軽に「お問い合わせフォーム」から、または以下のメールアドレスまでどうぞ。
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