グルテンアレルギーはこうして作られる!?グルテン付加小麦粉の実態と誰でもできる対策3つ

本日は、個人的になかなか衝撃的だったとある食品表示を発見したので
それについてシェアしたいと思います。
ウサギ・鶏の飼料用に時折、近所のパン屋から廃棄用パンを安く譲ってもらっています。
ヒト用の商品じゃないし大量なのでいつもそのパン屋が仕入れている業務用小麦粉袋に入れてくれるのですが…ある日 その小麦粉袋を何気なく見ていて、驚きました。
Con Agguinta di Glutine
英語:With Addition of Glutine
日本語:グルテン付加
…つまり、普通の小麦粉に、さらに人工的にグルテンを付加した
「グルテンマシマシ、ドーピング小麦粉」
なるものが業務用、プロの世界では流通しているんです。
これを見て私は、近年抱いていた二つの謎が解けました。
1.なぜ、売っているパンはこんなにモチモチしているのか。
2.なぜ、人類が何千年も主食にしてきた小麦粉で、今こんなにアレルギーが増えているのか。
 
…が今回の動画テーマです。
読むより観るのがいいわ、作業しながら聞き流ししたい…という方はこちらからご覧くださいませ。
文章版は以下に続きます。
 

1.について…
ここ何年かで自分でパンをこさえるようになり、すると市販のパンとの違いがいろいろ出てきます。
そのうちのひとつが「モチモチさ」。
ハイジの白パンじゃないですけど、市販のようなふわっふわモッチモチには
手作りだとまずならない。
私はそれをずっと
”さすがプロは違うわ~、コネ方やら配合やら秘密があるんだろうな”と思っていたのですが…
まもちろんプロのコツもあろうが、このドーピング小麦粉のおかげだったんかい!と。
 
2.について…
グルテンと言えば、現代の主要なアレルギー原因のひとつ。
しかもグルテンアレルギーになると大変です。
知り合いにもいるのですが、小麦粉なんて特に欧米では主食だし
主食意外にもあらゆる食品に入っている。
例えばまさかと思うかもだけれども、しょう油にも小麦粉が使われている。
グルテン、というものにいまいち馴染みのない方の為に説明しておくと、
小麦粉のモチモチ感を生み出す成分で、英語のGlue(糊~のり~)から来ているように
実際パンこねをするとわかるが、とてもベタベタしている。
弾力ある食感とパンをふくらますには欠かせない成分ではある。
がしかし、それをわざわざ人工的に増量した小麦粉製品というものがあると知り
個人的にはなかなかの衝撃でした。
アレルギーになるには、もともとの体質や環境、ストレスなど様々な要因があるけれど、
そのうち、”体のキャパを超えるアレルゲン(アレルギー原因物質)に接する事”も
アレルギー発症や重症化の要因のひとつ。
グルテンマシマシ小麦粉により、不自然な量のグルテンを日常的に摂取していれば
そりゃあアレルギーになるリスクも高まる、というものである。
この事実を知って、一番腹が立つと同時に矛盾を感じるのは
こういったアレルギーを誘発するような食品を世に広く普及させておきながら
一方で”グルテンフリー!””アレルギーの方にも安心♪”などと謳い
パンやパスタ、お菓子までグルテンフリー食品を通常の二倍かそれ以上の価格で売っている事。
さらには、グルテンフリーが健康に良い、お洒落…みたいなイメージを作り上げて
アレルギーではないけれど、いわゆる意識高い系の人にも高く売りつける…
まぁ、自己満で買いたい人はどうぞ好きに買ってくださいという感じなのだけど、
知らずにアレルギーになってしまい日常苦しんでいる人には気の毒でしょうがないと思う。
こういった、負のスパイラルというか消費者の為にならないマーケットって何なの?と
怒りを感じると同時に、残念な事ではあるがグルテンのみならず
病気と薬とか、美容とスキンケア用品とか、現代のマーケティングとは
このように矛盾したものであるな、と改めて実感させてくれた。
↑我が家の手作りパン。焼く前。この時はヒマワリの種なんかも入れました。手作りだと、毎回何を入れようかな~、とか好きにアレンジできるのも魅力です。
*********
 
今の小麦粉製品の、一体どのくらいの割合でこのグルテンドーピング小麦粉が使われているのか、
それはわかりません。データもないしそもそも原材料名に表示義務がないらしく
今まで見た事がないから知るすべがない。
しかし、私が今住んでいるようなこんなイタリアの片田舎のパン屋でこれだから、
大手メーカーのパンやパスタに使われているのはまぁ間違いない、と思って良いでしょう。
 
なので、こういったアレルギーリスクを知らぬ間に上げさせられないよう身を守る術としては
まずはとにかく
「やたらモチモチしたパンやパスタには気をつけろ」
という事です。
一番確実なのは自分で作る事だけれど、毎回そうもいかないだろうから
割と誰にでもできそうな日常の注意としては三つ、
①なるべく自分が信用できるお店やブランドから買い求める。
②なるべく真っ白に精製された白小麦粉でなく全粒粉。
③あとは、主食としてはやっぱり米!日本人だもの米を見直そう。
です。
 
とにかく粉になってしまったらわからない。
粒のまま残っているお米ならまだ気にするのは残留農薬くらいで済む。
そしてそもそもお米はグルテンフリーであるので、わざわざ高いお金出して
グルテンフリー食品を買い求めるより、シンプルに米買えば済む。
何世紀も米食してきた日本人にとっても、小麦粉より米の方が体質に合うだろうし、
米の消費量が減少している事が問題となっている今こそ、
やっぱり米食に立ち返るべし、と思います。
 
…この小麦粉の例のように、もはや原型の残っていない食べものというのは
信用ならないなぁ、と思ってしまう。
ひき肉など肉加工食品、トマトソースなどいろいろな話を耳にするし、
ニンゲンの食品ですらこれだから、ペットフードなんてもっと恐ろしい事になっている。
なので我が家では愛犬ブーボのご飯もあるべく作るようにしている。
これに関してはまた機会のある時に話せればと思うが。
↑干し柿パン…干し柿をいれるとシュトーレン風になって美味。
*********
 
ともかく、一度アレルギーになったら最後、原則治る事はないので
・モチモチすぎるパン・パスタにを気をつけて
・米などなるべく原型の残っている食品の方が安全!
を心に留め、自分の身を守ることをお勧めいたします。
 
…この情報はネットで探したけど全然見当たらず
知らない方の方が多いんじゃないかと思いますが未来の健康に関わる大切な事だと思います。
シェア自由ですので あなたの間近な大切な方とどうぞ分かち合って下さいませ。
和梨の花の下くつろぐブーボとニワトリ達。

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