心の栄養、足りてる?

心の栄養、足りてる?

…stai nutrendo anche l’anima non solo la pancia?

今回、通訳兼アシスタントとしてイタリアわが町での駒形克己先生ワークショップに参加させていただいたが、とってもとっても面白かった。

x Italiano vai giu’ di sotto,,,

↑みんないい笑顔~。左、ソウルブラザー・マッティア。右、図書館長ヴァニアさん。

アートに取り組むと、明らかに頭の別なところを使っているのがわかる。近年は日々の雑務に追われるばかり、そして例の世界的流行り病以来アート関係の自粛や禁止が続いていた事もあり、私の生活の中でアートとほぼ無縁だっただけにますます感じた。

それはちょうど外国語を一生懸命しゃべった後に感じる脳の一部分の疲れのように(私の場合は右後頭部)、ワークショップの後では脳に心地よい疲れを感じた。左後頭部全体が開く感じがして、そこからさらに脳全体が明るく、風通しが良くなる感覚…脳に知覚はないと言われればそれまでだし私の思いこみかも知れないけど、個人的には確かに感じた。「心に新しい風が」とかそんな言い回しに近いものだと思う。

そして駒形克己先生のワークショップは、参加者同士や先生とのコミュニケーションあり、「えっ」という仕掛けあり、想像力をしっかりかきたてながら己の偏見やステレオタイプな見方をぶち壊してくれるように構成されているので、参加者さん達の笑顔や取り組み中の真剣な顔、仕掛けがわかった時の驚きと最初とは別な種類の笑顔…大人も子どもも一緒になって感情と感性を表出する様が、そばで見ていてとっても微笑ましく、野暮な言い方だと思うけど「これこそが平和な日常というものなんだな」とつくづく感じ、感極まってまた涙ぐみそうになってしまった。

いやいや歳を取るほど涙もろくなるというのは本当ですねぇ…

↑一人ひとりの作品が紹介され、その度に感嘆の声と拍手が起こります。

※目にモザイクかけた影響で一部画像がおかしくなっております。

2020年から始まった世界的流行り病により、真っ先に切り捨てられた業界のひとつがアートだと思います。絵画などの美術から演劇、ダンスなどが軒並み中止や禁止となりました。それは、不特定多数が集まるから大規模感染源になるという事のみならず、“生きるのに必要不可欠ではない”いわゆる嗜好品という観点があったから。特にここイタリアではロックダウンだった一時期、“生活に必要不可欠なもの以外は活動禁止”と明言され、段階的に規制が緩くなっていく過程でも、劇場・映画館・美術博物館などが解禁されたのは最後の最後でした。

確かに、アートがなくなっても身体的に死にゃあしません。だけれども、心は確実に硬直し色を失って行くなぁ…と今回の経験でつくづく感じました。アートは心、または魂と言っても良いであろう見えないけれど誰もが持っている大切な何かへの栄養なのです。

最近アートに触れていない方は、是非騙されたと思って何かしら身近のアートに触れてみてはいかがでしょうか。

なるべくならやはり、見るだけじゃなく参加型の方がいいでしょう。自分への刺激度が全然違います。

間近だと、駒形克己先生のワークショップが新年早々に。しかし東京ではなく岩手の一関なので、東京の方はとりあえず先生主宰のギャラリー、ONE STROKEをフォロー!一関まで行けそうな方は、ワークショップの参加申し込みは12月23日からだそうです。いつも速攻で埋まるので今からカレンダーにマルで待機すべし!

…ちなみに今回の最高齢参加者さんがこちら。90オーバーだそうです。背筋しゃんとしてお召し物も明るく、全くそのようなお歳には見えませんね。

Durante l’evento del maestro Katsumi Komagata tenuto a Tirano, mi sono coinvolta nei lavoratori del maestro come interprete/assinstente. Si’ quindi li ho solo “guardati”. ma quanto rinfrescata la mia mente, e mi ha resa contenta guardare i partecipanti con pieno di sorriso, essere seri mentre lavoravano con la propria opera, e spaventati quando hanno notato un trucco che il maestro aveva preparato per rompere il pregiudizio e il punto di vista stereotipata che ognuno ne ha piu’ o meno.

L’arte e’ stata la prima attivita’ che era venuta vietata e l’ultima che era permessa durante la diffusione di quella famosa infezione mondiale, perche’ essa poteva causare pandemia essendoci diverse gente in un posto chiuso. ma anche perche’ NON era un attivita indespensabile per sopravvivenza.

E’ vero, non muori mai fisicamente anche se non vada piu’ al museo, ne al teatro, o non faccia la danza o il disegno… ma senza quelli, la mente diventa cosi’ ridida e chisa. L’ho sentito io proprio questa volta che ho toccato un attivita artistica quasi la prima volta dopo un po’ di anni.

Vorrei ringraziare ancora al maestro Katsumi Komagata che mi ha fatto partecipare al suo lavoro, e che mi ha fatto resa conto di una cosa molto essenziale…

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