イタリアの ほんとに地元民に愛されるレストランの特徴

🇮🇹イタリアの ほんとに地元民に愛されるレストランの特徴🇮🇹

約10年住んでの あくまで個人的見解ですが…

・飾り気のない間口で 一見美味しいそうには見えない。少なくとも 通りすがりで惹かれない。
・入り口によく コーヒー飲みに来たおっちゃん数名がたむろしておしゃべりしている。
・メニューがない。

…要するに めっちゃ入りにくいです😅

でも それを乗り越えると めくるめく 地元グルメ堪能の世界が待っている

今回 ランチタイムで行ったのは 世界遺産ベルニナ線がその前を通る 聖マリア大聖堂のすぐそば、San Michele 〜サン・ミケーレ〜さん。

↑ほぅら、ぱっと見 とても美味しそうには…見えないでしょう。この看板なぁ、70年代あたりからリノベしてなさそうな感満載。あれですかね、日本で 地元の人ぞ知るうまいラーメン屋って わりと看板やのれんがボロい、と通じるものがあるのかな。

お店前の道路から 聖マリア大聖堂を見るとこんな感じ。

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あ "メニューがない"と言ったのは 店頭にメニュー見本がないだけでなく 店内にもありません。昼のメニューは基本"今日の定食メニュー"で統一!
・プリモ〜一皿目、パスタなど炭水化物系
・セコンド〜二皿目、肉などタンパク質系
からそれぞれ、「今日はアレとコレとソレだけど どれがいい?」と 若くて美人のウェイトレスさんが優しい笑顔で しかしめっちゃ早口で聞いてきます。それが口頭メニューなのだ。

だから イタリア語がわからないと そしてしかもイタリア料理の名前もわからないと かなり厳しいという。
実際に店内には ツーリストらしき人の姿は皆無。しかしその代わりに 地元の人でいっぱいでした。
外の閑散さからはうかがい知れない 内部の喧騒と活気… う〜む これぞイタリアのだいご味である。

私は プリモに地元のそば粉パスタ・ピッツォケリ、セコンドにはOssi buchi(オッスィ・ブーキ〜牛肉の脊椎まわりのステーキ♪ゼリーのようにトロトロになった骨髄がこれまた美味)と カロリー無視で頼んでしまい 案の定セコンドは半分でギブアップ。残りはお持ち帰りさせていただきました。
周りの方々は… いとも簡単に平らげられ さらにデザートとコーヒーまでいかれる方もあり 自分の胃袋トレーニングはまだまだじゃ…と反省した次第です。

ということで めっちゃ入りにくいけど イタリア語に自信のある方、ないけど勇気だけはある方には超おススメな 本場イタリア食堂。どちらもない方は 私にガイドをご依頼下さいませ😊

↑セコンドの Ossi Buchi。フォークの大きさと比較してくれぃ。

 

 

🇮🇹イタリア文化豆知識🇮🇹

食文化がとても豊かなイタリアには 外食できる場所〜レストラン〜の名前が たくさんあります。

・Ristorante リストランテ→いわゆるレストラン
・Trattoria トラットリア→レストランほど気取らない、日本ならファミレス的存在
・Osteria オステリア→トラットリアと似ているが、宿に併設の食堂のことが多い
・Taverna タヴェルナ→食べるな、ではない。
・Bar バール→カフェとバーが一緒になった感じ。飲みものだけの所も多い。

近年、Bar以外の区別はだいぶ曖昧になって来ており 雰囲気的には"レストラン"で統一されつつあるイタリアではありますが(そうしないとお客さんも来ないのだろうね)
街の旧市街や裏通りには… まだまだあります、昔ながらの看板を一途に守るお店が。

今回行ったところは 正統派Osteria と言っていいでしょう。上階には宿も併設。きっと昔から 国境沿いの宿場町として スイスやミラノを行き来する人々をもてなして来たに違いない。
歴史が今も生活に生きている。それが イタリアの大きな魅力ですね

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