トウモロコシ粉ができるまで
前回投稿した トウモロコシ粉の話に
思いのほか反響をいただきまして
ありがとうございます。
日本では まだ全然馴染みがない
トウモロコシ粉について
どのような過程で作られるのかを
少しご紹介したいと思います。
今日ご紹介するのは、収穫→干す作業。
1.収穫:
トウモロコシは トウキビのように
ものすごく背が高くなります。
2m超の背丈に 肝心の実はひとつ…
何だかすごい無駄な成長の気もいたしますが
そこは彼らなりの理由があるのでございましょう。
収穫は、ジャガイモのように
葉っぱが枯れてから行います。
♪ざわわ…ざわわ…と心で口ずさみながら
モロコシの森をかき分けて実をもいでいくのは
なかなか楽しい作業です。
↑大きさ比較のため、体重30キロのモフモフ犬・イーラと共に。
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2.干し作業:
収穫をしたら、実を守っている皮
(包皮といっていいのだろうか?)を
2-3枚だけ残してむき、何個か束ねて干し
水分を完全に飛ばします。
日当たりのよい軒下に、こちらでは冬中放置。
放置プレーで春頃にはしっかり乾燥しているので
乾燥したら挽いて粉にする。
そんな、超簡単な作業です。
↑輝く実と 束ね作業中のF氏。
↑モロコシに埋もれて作業中の私。何となくの役割分担で、私は皮むき担当になりました。
大量の皮が出て、あたりはフカフカの天然ベッドのように。
皮をかき分けかきわけ、そばに来て休むイーラも、どうもフカフカの上に座りたかった様子。
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うちは量が多かったので
一日がかりの作業でしたが
皮をむくたび 中から出てくる
輝かしい色とりどりのモロコシ粒が
まるでジュエリーのようで
一日を費やしても全然飽きない 楽しい作業でした♪
↑干してある状態。
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…ちなみに、日本で「トウモロコシ」と言えば
スイートコーンですが、粉にする用のトウモロコシは別品種です。
スイートコーンはかなり糖度が高く、水分も多いので
たぶんそれでやってもいい粉にはならないでしょう。
粉食用のトウモロコシは、収穫の時点で実がカッチカチで
すでに乾いています。とても生食はできない代物。
日本で出回っているのかは謎ですが、もし機会があったら
試してみては♪
↑いいモロコシは、ヒゲが豊富♪
↑途中の休憩は、もちろん我が家の自家製ワイン♪
ワインとモロコシと 美しき深い赤。
自然の生きるエネルギーを感じます。
※おまけ動画は、トウモロコシ収穫中
愛犬イーラが当時5年前に生んだ仔犬・ミーナと
再会した場面。(動画は去年、2018年撮影)
近所に住んでるから、しょっちゅう会ってるんだけど
仔犬は毎回 母を見ると狂喜乱舞します。
一方 母は…
成人した子には、もう甘い顔は見せない。
動物から学ぶことって ほんとたくさんあるな~と
思った一幕でした。