アルプスの花~9.アサツキ
アサツキAllium schoenoprasum
英名Chives
知ってると遭難時にお役立ち!?食べられるアルプス野生のネギ坊主
…なんだかネギ坊主みたいな花だなぁ、と思って調べてみるとほんとにネギだったこちらのお花。葉もネギそっくりでちゃんと食べられるそうです。
園芸のネギ坊主は白いですがこちらは赤紫の丸い形がポンポンみたいで可愛いですね♪
植生としては標高2,600mまでの湿気の多い草地やガレキの斜面に生えるそう。実際にこの株と出会ったのも標高約2460mにある山上湖の水際でした。
高山植物は毒性のあるものも少なくないですがこちらはフツウにネギですので覚えておくといざと言う時命をつないでくれるかも…?
立ち姿、葉っぱも、ほんとネギそのもの。
お約束、イーラと共に。
こんな爽やかな環境で自生している野生のネギ…とっても風味が強そうです☆
この時は、まだ食用可能なネギだとわからなかったので口にしませんでしたが、次回出会った際には是非、葉っぱの先端を少し拝借したいと思います。
※この花は、調べた限り特に採取禁止の保護種ではありませんが、アルプスの植物の中には採取禁止のものもございます。これを読んでくださっている方は、もちろん不必要にむしるようなことはしないと思いますのでその点心配しておりませんが、押し花や研究目的などで必要時は、事前に調べるようにしましょう。