日の丸と8月15日

…サンモリッツ湖近くをイーラと散歩中、ん⁉︎旭日旗?と思いきや… いや 旭日旗に違いはないのだが 名古屋の右翼街宣車ではなく 右下に「東京オリンピック 2020 」の文字。よく見ると 日の丸の中にも On my way to Tokyo とある。

日本のオリンピック関係の車かなぁ と思ってナンバーを見るも NL…Netherlands オランダの車。ナンバー下に記載のリンクをヒントに探してみると… アンドレア・デールストラさんという 長距離マラソン選手のお名前でした。前回のオリンピックにも出たようなので 次回東京オリンピックも決まっているのでしょうか、それとも 出場を目指しているのでしょうか。いずれにせよ 標高の高いサンモリッツには 結構プロのアスリート達が高地トレーニングに来るので 彼女もチームといらっしゃっているのでしょう。

車のリアガラス全体を日の丸にして めちゃ目立つし 日々使うものに描くことでメンタルトレーニングにもなるんだろうな…と 力強いペイントから アンドレアさんの気合いが感じられます。日章旗ではなく旭日旗である点は、厳密に言うと国旗ではないし他アジア諸国の心情を鑑みるといかがなものか…とは思いますが、まぁ欧米の方にとって、両者の区別がはっきりしないのは普通であろうし、日の丸の発展形…陽光があったほうが勢いがあっていいわ!という感覚なのであろう。ついでに彼女のサイトも背景真っ赤っかで TOKYOの文字を使った素敵なフレーズがありました。アスリートらしい集中力とモチベーションに関しては、にわかに応援したくなる。

…にしても 海外にいると よく感じる。こちらの人…特にスイス、オランダの人は 日常でも街のいたる所に自国の国旗を飾っている。

一方日本ではどうも 国旗(あくまで日章旗ね)を掲げる → 右翼、というイメージが根強く 日常で目にすることはまんずない。卒業式と国際スポーツイベント、そして天皇陛下に一目お目にかかろうという人々がハタハタ振っているくらいだ。この違いは何なのか。

74年前に"負けて"終わった戦争が影響しているのは間違いないと思うのだが どうも釈然としない。

勝とうが負けようが 人が人を殺し合う争いは 何も生み出さないから私は絶対したくない。が それとは別に 日本の旗って 世界一洗練されたデザインで最高だと思う。そして 日本人の母国を愛し誇りに思う気持ちは 決してスイスやオランダの人に負けていないはず。それを 74年経った今も 何となく使いづらいというのは きっと 当事者日本人の中で まだあの出来事を明確に消化できていないからなんじゃないだろうか… などと 終戦記念日に思うのであった。

島国日本と 多数の他国に囲まれた大陸では 自己アピールの必要度も全然違うという アイデンティティの自覚度もあるだろうがね。

サンモリッツの日の出。

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