欧州が教えてくれる、「自由」に欠かせない土台ふたつ。

…当然ながらワンコ同伴オッケーのレストランのテラスにて 突然楽器を取り出しゴキゲンに歌い出すお隣のグループ。それを咎める人は誰もおらず 聞きたい人はそばに行って耳を傾け 興味のない人はそのままおしゃべりに興じ… それぞれが 自由な感じ。それが ヨーロッパの最大の魅力だなぁ と私は思う。

他人に迷惑がかかるから。他人にどう見られるか怖いから… といった心のブロックは一切なく 各々が その時したい事をして、その時を楽しんで。
ただその自由さは同時に それぞれが公共のモラルとマナーを守れるという 責任と自律があってこそのことである。
ゲリラライブを始めたお三方も 卒ない楽曲を控えめなボリュームで鳴らしていたし。


ワンコに関しては レストランやバス・電車でも犬同伴可能が当然なスイスだから 犬同士バッティングすること多々だけど ほとんど犬の鳴き声すら聞こえないのは 何より飼い主がしっかりしつけしているから。
ついでに言うと こちらでは子供も 公共の場では実に静かである。大声で叫んだり走り回るようなのは 大抵 インドあたりまで含めたアジアからの観光客である 残念ながら。
犬と子供に共通するのは きちんと いい意味でのヒエラルキーが保たれているからなんだよね きっと。
犬のことは最高に愛してるけど あくまで「ヒト対イヌ」という一線を超えないでいる。だから 犬も従う。単純で当然の話だ。
小さい子供に関しては 「親と子」の関係をしっかりしてると同時に 大人としても扱っているように見える。ヒステリックに あれダメこれダメ という姿を見たことはあまりない、そう言えば。

最近の日本では 大人含め やたらとアレダメコレダメが多くて息苦しく 何かと言えば人のせいにするクレーマーが増えてギスギス・戦々恐々な感があるけど それってもうちょっと それぞれがオトナになって 自己責任と判断で行動すれば減ることなんちゃうかな…と こんな 自由でゆる〜い日曜の午後を過ごしながら思った。日本文化は本来、周りを気遣い和を大切にするという素晴らしい文化があるのに、最近はどうもそれが変なベクトルに向いてる気がして、もったいないと思う。

ちなみに ゲリラライブを始めたお三方は 実はプロでした。サンモリッツで毎夏開催の ジャズフェスティバル、トリを務められた The Primatics というグループさん。ヨーロッパでは結構いろんな所で演奏されていて、賞もとっているのですね~。
動画は イーラも聞き入る彼らのライブ♪

※著作権の関係も考慮し、動画はあえて短く撮っております。ご興味ある方は The Primaticsで検索☆

こちらテラスは、毎年開催のサンモリッツ・ジャズフェスティバルのホストでもある Hotel Hauserさん。毎夏仕事でお世話になっていますが、快適・便利な立地やアメニティーのみならず、オーナーファミリーさんがとても気さくで素敵なホテルです。ほぼ全室バスタブ付きだし、超絶オススメ♪

ジャズフェスのパンフレットもお洒落です。

↑表紙。

↑裏表紙

The Primaticsのページ♪

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