とりあえずの帰国報告

 

本日 約2ヶ月間の日本帰国を終え イタリアに帰国(どっちがどっちやねん)いたしました。

後半2週間は 前回お知らせした 地元のイタリア人友人来日の準備とガイド、自分の荷造り、そして借りていたお部屋の整理と タイムリミットのある大イベントが三つも重なり 食と睡眠という第一次欲求も惜しむ毎日。よって 他のことは全然できておりません。が この1週間の イタリア人兄弟との時間は 私にとっても とても貴重な体験となった為 改めてしっかり振り返りたいと思います。

…にしても イタリアに入るなり 如実に感じるこの日本とのギャップ。

公共のトイレは 間違いなく汚く 必ずどこか壊れている。

駅インフォメーションの姉ちゃんは 「また同じこと聞くの?」という感情丸出しの ぞんざいな態度(それがお前の仕事だろう)。

電車はと言えば ドアはどこで開くかわからないので列が作れない。車体にほどこされたスプレーアート(つまり落書き)がまばゆい電車は 急に変なとこで停車し結果遅延も 一切アナウンスなし。

車内は ここかしこで着信音や通話の大声が鳴り響き 決して一人とは感じさせない賑やかさ。

…なんだけど 腹が立つというより なんだか安心感と開放感を感じるのは なぜだろう。

今 私が座っている席の前のスペースも 自分のスーツケースに加えて サイクリストの自転車2台も加わった為 思いっきり通路にチャリがはみ出している… でも 誰も文句や嫌そうな顔はせず それぞれよけて 必要時譲り合って通っているのだ。

それで いいのだ。

この二カ月間の東京で遭遇したラッシュの車内では  少し触れただけで暴言を吐く男性、乗り込む時に 隣の人の足を故意に蹴りつける若者、めちゃ混み合ってるので 両手両足を踏ん張り 意地でも自分の立ち位置を譲らんとするサラリーマン… いろんな方を目にしました。

なんでもスムーズで ちゃんとして。すぐ三分後には次が来るのに 30秒遅れただけで 「お急ぎのところ 申し訳ございません…」と アナウンスが流れるほど 日本の人々は 異様に急いでいる。

こちらの設備や人は 日本の基準からしたら"あり得ない"レベルだけど 頑張って急いでないからこその ゆとりや笑顔というものを感じる。

それぞれの責任において 公共の場で自由に振る舞うという。そんな 主体性と自立のあるところが こちらの好きなところだ。

  • ※夜のフライトだったので 月がずっと並走してくれていた。そう言えば 月なんか見るのも久しぶりだったわ

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