イタリアで しっかり根付く 大和梨

この冬、果樹剪定のエキスパートになろうと 地元の図書館で借りた その名も La Potatura ~ザ・剪定~ という本を読んでいたら… 梨の剪定のページで ものすごく細かく 日本の梨の剪定法が しかも品種ごとに書かれていて驚きました。

幸水、豊水、長十郎… 日本人でも 今どきこんなに種類知ってる人いないんじゃないかくらいの多品種で それぞれの結実する枝の特徴を具体的に書いている。

品種は全て 日本語名そのまま。(画像参照)二十世紀あたりは 聞き取りと発音に苦労した痕跡が(笑)

はやたま、新世紀…といった、個人的に初めて聞いた品種もございます。

私の周りの畑仲間の間でも「ナシ~!みずみずしくて美味しいよね♪」と 好評。初めて会う農業関係の人でも 私が日本人と知るやいなや たいてい フジリンゴとナシがうまい。うちで栽培してるよ…なんて事を聞く。

しかし不思議なのは こんなに普及してるかに見える日本の梨だけど 実際お店で売ってるのはほとんど見かけない点。一般の人に聞いても あまり知ってる人はいないのだ。

農業関係者の間ではポピュラーなのに…?本にもなるくらいだし…?

マーケットになるほど まだ普及していないのか それとも美味しすぎて 農家さんの胃袋に入って終わりの 門外不出フルーツになっているのだろうか?

いずれにしても 大好きな日本の梨がしっかり根付き 愛されているのは嬉しいことです。

ちなみに我が家では二十世紀。三軒隣のピロータは 豊水を植えているそう。ホウスイってどんな意味?と聞かれたので 「水分がリッチなことだよ」と言ったら 「だよね~。超みずみずしくて甘くて 一口噛むとジュワッと… … …」

食いしん坊ピロータの バーチャル食べレポが 延々と続くのであった。

写真は 我が家の二十世紀梨の新芽。タケノコみたい。

あとは 早々と膨らみつつある あんずの花芽。桃みたいで可愛い。

※後日談:その後、改めて農プロ・ピロータに梨の市場流通に聞いてみたところ、

やはり商品としてはマイナーなので、販売に至るほど生産されていないそうです。

現状は、農業従事者のみがその美味しさを知る和梨なんですね~。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1132481550267625&set=a.156284847887305&type=3

 

 

 

 

 

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イタリアで しっかり根付く 大和梨” に対して 2 件のコメントがあります

  1. Topo dopo topo より:

    近所のスーパー、ミラノ市内のコープでは、長いこと売ってました。キウイ位小さいなしでした。日本では夏に食べてた覚えがありますが、このスーパーではクリスマス前まであったような。誰も買わないので商品が入れ替わらず。不思議なことに、傷んでも来ない感じでしたが、明らかに新鮮さが失われ、ますますだあれも買わず。店頭であんなに長持ちしてたのは、なぜなんでしょう。保存料?

    1. Hiroko-Valtellina528 より:

      コメントありがとうございます。
      大都市では売っていたのですね。
      …梨に限らず、リンゴも・・・傷まないで、ただただしぼんだ感じになっていくのは
      ご想像の通り保存料ですね。
      果実になるまでもさんざん農薬をかけられますが、収穫・仕分け後は特殊なガスが充満した貯蔵庫で保管されるので
      腐りたくても腐れない代物になっていると思われます。

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