雪の日は 暖炉でパンを焼くのがアルプス流
~薪は 自分たちで山に分け入って切り倒してきたもの…どこまで突き詰めるのかアラフォーハイジ~
数日前からの豪雪注意報が見事的中し イタリア北部からアルプス全体 豪雪の如月幕開けです。
赤子連れ&臨月のイタリア人友人とのカフェ待ち合わせも当然キャンセル。そしてこんな日はさすがに畑仕事もできないので 自宅でパンを焼きました。オーガニック小麦粉と 地元の酪農家から直接買ったバターを使った全粒粉パン。
焼くのに 電気オーブンは使いません。ご覧のように 暖炉の上部備え付けの石窯を使い 自然の炎でこんがりと。
炎の力とは偉大です。部屋を暖める為に薪をくべると 石窯の中はあっという間に300度近くに。むしろ 扉をちと開いて温度を下げないといけないくらい。
全自動の今どきオーブンに比べたら面倒だけれど なんと無駄のないシステムでしょうか。
部屋でぬくぬくしながら パンが焼き上がり ランチ前には 水を入れた鍋を石窯の上に置いておけば 70度くらいまでのお湯になる。
そして 電気代がかからない上に… 炎の遠赤外線効果と石窯焼きで より美味しいパンができる♪
さすがの伝統か ヨーロッパの暖炉&薪ストーブのテクノロジーはすごいです。こんな石窯一体型はほとんど標準装備レベルで ものによっては 暖炉ひとつで 家中の暖房と温水給湯までまかなえるタイプもある!…つまり 電気から ほぼ完全フリーになれるわけであります
今 ユーロが危ないとか これからの先進国は東南アジアだとか時々耳にしますが 私はやっぱり これからもしばらくはヨーロッパが先進諸国でい続けると思う。特にメンタリティにおいて。今現在の利害関係やしがらみ、私利私欲を超えて 環境や食…持続可能な未来に向けて 実践できる力を持っているから。
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