イタリアの医者は簡単に薬を出さない

~てか 日本が気軽に出しすぎ、という噂~

 

今回のインフルエンザでは 結局お医者にもかかりませんでした。なぜなら 言われることがわかっていたから。

その言葉とは… 「インフルエンザ?はい 休息あるのみ」以上。口頭指示のみ、薬処方なしが普通。

一足先にインフルにかかり 医者に行ったパートナーがもらってきたのは 10日間の病欠証明1枚。一応 何か解決策がないか聞いてみたところ "インフルだからね… どうしようもありませんよ(イタリア特有のジェスチャーつき)。まぁ どうしても苦しい時のみ 市販の解熱鎮痛剤でごまかしながらやり過ごすしかないでしょ"だったそうだ。

医者に行ったのに処方箋なしで出てくる…

ワンサカ薬をいただける日本システムが世界標準と信じていた私にとって この対応は衝撃であった。

しかし 知れば知るほど 実はこっちの方が理にかなっているのではないか?と思うようになった。

インフルに関しては まずもって常識であるが 抗生物質は効かない。タミフル始め特効薬も 限られた罹患初期に飲まないと意味がない。そして 根本的なことであるが 薬とは 症状を和らげたり 回復を助けるものであって 回復力の主役は 自己治癒力に他ならない。薬で症状を無理矢理抑え込んでその場はなかったことにできても 長い目で見たら免疫力の低下や 耐性菌・耐性ウィルス誕生を促すことにはつながらないだろうか?

ついでに言うと イタリアにもインフルエンザ・ワクチンは存在するが 日本のように こぞって受けることはない。むしろ 懐疑的風潮が強い。

それで いいと思う。インフルワクチンなんて 「今年はたぶんこの型が流行る」という予想の元に製造される 言わば賭けなのだから。

日本でも ワクチンをするとかえってひどくなるとか いやいやちゃんと効果ありますよとか いろいろ議論がある。そもそも 様々な説が出るってことは まだ新しい薬や技術だから 安定してないってことなんだよね。我が身への影響が明らかでないものに対しては 慎重になる。長いものに巻かれず 自分で考えて判断する………そんな感覚が こちらでは 医療従事者のみならず 一般にも浸透しているように思う。

西洋医学発祥の地。そして世界の化学薬品製造の地ヨーロッパでありながら…あるいは"だからこそ"薬と健康への意識が高いと感じる。

一方 東洋医学や自然治癒力を高める健康食・発酵食品本家である日本において 医者も患者も薬信仰である現状。なんだか矛盾を感じるのは 私だけであろうか。

今年は日本でもインフルが大流行りで(ワクチンも大流行りなのになぜかかる?) インフルが原因と思われる発熱によるフラつきで 線路に転落して亡くなった方もいる…

この37歳の女性は インフルとわかっていつつ 1日しか会社を休まなかったそうだ。

インフル「ごとき」で10日間も病欠をもらえない日本だから 薬で無理矢理抑えるしかないのか… 今回のうちのパートナーのように 長い人生のうち たった10日間だけを堂々と休めたなら もしかして彼女は命を落とすこともなかったかも知れない。。。そう思うと とても切ない。ご冥福をお祈りします。

写真は かなり久々に降った雪の中の散歩。アラフォーハイジと21世紀ヨーゼフは 毎日こんなところを散歩しています。雪のおかげで ようやく空気が少ししっとりしました。関東も 全然雨が降らないことでインフル大流行らしいですね。ご自愛ください。

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中世からの裏通り。
当時は、車ではなく馬車のわだちだったのだろうな。
 

Tirano一のお屋敷、Palazzo Salis広場にて。
 

梅の花みたいな、ワンコの肉球足あと♪
 

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