極寒ならではの自然アート
ここ最近の アラフォーハイジの故郷Tirano ~ティラーノ~では 天気予報が怖ろしいことになっております。
数字左・予想最低気温。右・予想最高気温。
…ん? 最低マイナス14度?で 最高でもゼロ!?
それはさすがに大げさだろう、と思いましたが その日の朝 窓の外の気温計はマイナス6度を指していました。
そしてここ数日はずっとそんな感じなので 朝起きてマイナス2度くらいだと「あ、今日はたいしたことないじゃん」という感覚になってくる。慣れとは怖ろしい。
いつもの様に ズボンの下のタイツに襟巻きにスキー用手袋と 万全の態勢で近所のフォンターナ(公共水飲み場)を通りかかると 極寒の時にしか見られない自然のアートができていました。
水のしたたり落ちるしずくが 徐々に凍ってできた氷柱(つらら)。スカートか 逆さまミルククラウンを氷の彫刻にしたような 可愛らしくも神秘的な仕上がりになっております。
北海道のダイヤモンドダスト然り、厳しい寒さだからこそ、でしかお目にかかれない 美しくもはかない自然現象って ありますよね。まるで その寒さに耐えたものへの 自然からのご褒美のような。
この氷の彫刻も 寒さがゆるめば 静かに融けて消えていく。主張することも 嘆くこともなく。
自然とは かくも美しく強い。
少しでも 見習いたいものである。
…そう思いつつ 今夜もまた パートナーに向かって自己主張をする私であった。
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