ブドウからワインへの道…足では踏まないわよ

~アラフォーハイジの伊ワイン造りレポ…いよいよ第2フェーズだぁ~

お待たせしました。

北イタリア 千年のワイン産地で自家製BIO~ビオ~ワイン♪

収穫してから約2週間から20日。プツプツ発酵するブドウちゃんを日々かき混ぜていましたが いよいよ次の段階です!

その次の段階とは… イタリア語で

Torchiatura (トルキアトゥーラ)。

圧搾のことです。

1.Vendemmia(ヴェンデーミア) … ブドウの収穫

2.Fermentazione(フェルメンタツィオーネ) …発酵

3.Torchiatura(トルキアトゥーラ) …圧搾←いまココ

4.Travaso(トラヴァーゾ) …濾過

5.imbottigliamento(インボッティリアメント) …ボトル/樽詰め

※イタリア語らしく アクセントは大げさに R(アール)はしっかり巻き舌で読んでみましょう♪

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ブドウがワインになるまでの工程は ざっとこんな感じで5段階ありますが 今日は3番目のご紹介。

この作業に欠かせないのは 圧搾機・その名もTorchio(トルキオ)。

Torchio(トルキオ)を使う作業だから Torchiatura(トルキアトゥーラ)。

簡単でしょッ?

このようにイタリア語では 物の名前がそのまま仕事の呼び方になったり…ってことがよくあり 関連性がわかりやすいと共に 理にかなっていると思います。さすがラテン語直系。多言語由来でめちゃくちゃな英語とは大違い。

…ま それはいいとして。

一見 五右衛門風呂のようなトルキオですが 五右衛門風呂との大きな違いは 各木材の間にわずかなすき間が空いていること。

これによって お湯がたまりません…ではなくて このすき間のおかげで 「浴槽」に 皮と種と一緒くたになったMosto(モスト…ブドウ汁)を入れると 液体だけが出てくる…というわけなのであります。

単純 かつ実践的。昔の人の知恵はほんとにすんばらしい。しかも電気など使わないので 停電の心配もなければメンテも特にいらず 機器自体が壊れない限り一生モノである。

具体的にどうするかと言うと 以下の手順。

・「浴槽」をセットする

・液体を受ける容器(バケツなど)を設置

・モスト投入(ギリギリまで)

・上から圧をかける

モストをどんどん入れることで それだけで重みと水圧であらかたの液体(これこそが新生児ワイン♪)が出るのですが 最後まで無駄なく出し切る為に 上から強力な圧をかけます。

…言ってみればこの作業が 昔のワイン造りイメージにある「足踏み」作業に当たるのですね。

いまだに “ワインを作っている”という話をすると「足で踏むんですか」と おふざけなのか真面目なのか知らぬも 結構真顔で聞かれることがありますが、、、踏みません。

この圧搾機械 トルキオの出番は 一年のうち たったこの一日 数時間だけ。あとの364日12時間は ただただ カンティーナ(ワイン貯蔵庫)の場所を占領しています。トン級に重いから動かせないし…

しかし 彼 トルキオくんのお陰で 昔のように何時間も足で踏むことなく あっという間に しかも ほぼ一滴も無駄なく搾り取れるのである。

写真は 圧搾機トルキオと トルキアトゥーラ前のモスト。種も浮いていて繊維感たっぷりの 丸しぼりスムーズィみたくなっておりますこのモストが一体 圧搾のあとはどうなるでしょうか

そして かける圧とは一体どのくらいなのか…

続きは次回。Facebook では 「トップに表示する」を選択すると 見逃しにくくなり便利です♪

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以上☆ ほら簡単。すぐやってみよ~

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