ぶどうからワインへの道~ただ待ってるだけじゃあきまへんで~
***アラフォーハイジの 北イタリア・千年のワイン造りレポート***
日本ではマイナーだけど イタリア国内では有数のワイン産地であるValtellina (ヴァルテッリーナ)地方。ここでのワイン造りの起源は なんとローマ時代までさかのぼり 千年以上続く伝統があります。
…そんなところに 21世紀になって日本人が加わるとは ローマ人もびっくりに違いない。
そんな時代の重みに感謝しながらも 楽しくワインを仕込んでおりますが…
秋の収穫から約2週間は なかなか気が抜けない日々が続きます。
というのも 収穫の翌日くらいから 早速プチプチと発酵を始めるぶどうジュース何百リットルに対し その発酵を促し かつ 発酵が腐敗に変わらぬように 適宜かき混ぜなければならんのです。
発酵が落ち着くまで 1日3回。朝・昼・晩と ごきげん伺いにカンティーナ(地下ワイン貯蔵庫)を訪れ モスト(ワインの赤ちゃん)に声をかけ 優しく かつ気合を入れて しっかり桶の底まで新鮮な空気が入るようにかき混ぜます。何百リットルですからね…水圧もハンパない。
今回は その様子を動画に収めてみました。イタリアの築400年のカンティーナの様子ってこんななんだ~ということも感じていただければ幸いです。
※地下なので やや暗いけどご了承ください。
毎日こうして見ていると できあがるワインが楽しみなだけではなく 愛しくなってきます。日本の杜氏さんも 同じようなことをするのかな… 同じような気持ちなのかなぁ。。。と 遠い故郷を思いつつ 草津の湯もみ的動きでモストをかき混ぜるアラフォーハイジであった。
※メイン写真は パートナーとその友人。隣の畑、同じ名前、ワインへの情熱、農業で貴重な若手…共通点満載で お互い自立しつつも適宜助け合う 素敵な関係だ。友人F氏の仕事のパートナー、スズキの四駆は もう30年ほど乗っているそう。やはり日本車は壊れなくていい!と。嬉しいですね


