これぞスイスの真髄☆羊の牧下り【デザルプ】に遭遇

リアルペーターとボーダーコリーの阿吽(あうん)の呼吸で

200頭あまりの羊が、あっという間にまとめられていく…

素晴らしき 人と動物の連携プレー。

そこには スマホもAIも入り込む余地なく。

 

スイス秋の風物詩、デザルプ(家畜の牧下り)。

 

前回は、牛のデザルプをレポートしましたが、

実はその前日、下見に行った谷の一番奥で

なんと羊さんのデザルプにも遭遇できたのです☆

 

牛のデザルプの方は、地域の行事としてイベント化され、

こぎれいな 半ば見世物になっていますが

こちら 羊のデザルプは…ガチです。

 

美しい飾りはない。

 

だけれども、牧畜が今もリアルに生きるスイスの、

動物と共にある 素朴な暮らしの一部を

垣間見せてくれました。

 

氷河のみえる 荒涼とした谷間。

広い谷いっぱいに広がり

のんびり草をはむたくさんの羊の群れを

牧人と牧羊犬が一体になって

一瞬のうちにまとめて行く。

 

そして ふもとの街にたどりつくまでの2時間、

群れが離散しないように常に目を配り

道中ケガをした羊を気遣いながら

一頭も欠けることなく 共に歩いて行く。

 

そこには 手間をショートカットできるアプリも

羊を簡単にコントロールできるAI技術もないけれど

とても充実し そして本質的なものを

感じさせるものがありました。

 

人の 本来の暮らし方。

本当の幸せに必要なモノって 何だろう。

 

そんな疑問を アルプスの自然と

そこに暮らす人々は

いつも投げかけてくれる。

 

谷の奥からふもとまでの たっぷり2時間。

全編ずっとついて行きました。

(事前にリアルペーターに承諾済み)

 

何本も動画を撮った中から

今日は最も美しい瞬間、

羊たちがきれいにまとめられて

出発する場面をお送りします。

 

牧羊犬種である愛犬イーラは

本能をかきたてられて

この6年で初めてってくらい吠えてます(^^;

 

制止するために結構動画にブレがありますが

ご了承ください。

リアルペーター3人。みんな若かったなぁ。

若者が担っているという事は スイスの牧畜の未来も暗くない、ということだろうか。

荒々しい岩むき出しの山に、丸く優しい羊たちの群れ。素敵なコントラストだ。

ボーダーコリーは、常にリアルペーターを見、聞き、100%従う。

どちらもかっこよすぎた。

https://www.facebook.com/507122242803562/videos/1032371056945342

Follow me!

これぞスイスの真髄☆羊の牧下り【デザルプ】に遭遇” に対して 2 件のコメントがあります

  1. 知原 宗隆・知栄 より:

    吉原さん、こんにちは。
    あのお山にいた牛さん羊さんたちがついに山を下りたんですね。夏も終わりなんですね。
    とてもわくわくする映像 ぜひほんまものが見たくなりました。
    私 知原 9月12日にサンモリッツでお世話になりました。帰りには、手作りのブルーべり―ジャムを頂き、どうしてもお礼が言いたくて、ここにコメントすれば通じるのかしら?とっても美味しく毎朝ヨーグルトに入れていただいています。旅先での心温まるお心遣い、忘れられない思い出となり感謝でいっぱいです。あのハイキングの日一緒にランチして色々お話聞きたかったです。ワインも造られてるんですね。素晴らしい!このホームページ日本に居ながらスイスを体感できて素敵! ほんとありがとうございました。

    1. Hiroko-Valtellina528 より:

      知原さま
      こんにちは。ブログご高覧&コメントまでいただき ありがとうございます♡
      ツェルマットオフィスへの絵葉書も拝見しました。貴重なご滞在中の時間を割いて書いて下さり、とても嬉しかったです♪
      ジャム喜んでいただけて幸いです。
      次回は可能でしたら、是非9月下旬がお勧めです。このようにイベント目白押し、そしてさすがに台風も来ないであろう(あっ禁句?)時期ですので。
      またお会いできる日を楽しみに(^-^)/
      Hiroko

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。