卵に求めるもの…日本とイタリアの違い

卵を選ぶとき…

どこをみていますか?

 

値段

大きさ

栄養価…

 

いろいろあると思いますが

 

卵の産み主であるニワトリが

どんな状況で生活しているか

 

を基準に選ぶことは

今の日本では

難しいようです。

 

【日本1割 イタリア10割】

昨日の答え合わせ。

 

スーパーでのリサーチでちょっと驚いた

イタリアの卵には必ずあるが

日本の卵には1割しかみられなかった

ある情報。

 

それは

「卵の産み主であるニワトリが

どのような環境で育ったか」

についてです。

 

イタリアで市販される卵には

ひとつひとつもれなく

印字がされています。

 

画像でおわかりのように

商品バーコードみたいなもの。

 

最初の数字が何かで

その卵のお母さんの

生活環境…

 

・ケージ飼いか

・平飼いか

・何を食べているか

 

まで たった4種類の数字で

シンプルに分類されており

一発でわかるようになっています。

 

3:in GABBIA(イン ガッビア)

2:a TERRA(ア テッラ)

1:all’APERTO(アル アペルト)

0:BIOLOGICO(ビオロジコ)

 

それぞれが意味するもの。

 

3:閉鎖的で工場生産型のケージ飼い。

2:平飼いではあるが、締め切った鶏舎で、鶏は外に出る機会がない。

1:平飼いでかつ、鶏は外に出る機会があるか、陽・風が入る鶏舎である。

0:自然飼い:BIO卵…解放平飼いはもちろん、

飼料には抗生物質・ホルモン剤などの

投与がない、草や虫などなるべく自然のものを食べて育った。

 

これは 全国統一のようで

地域差の激しいイタリアに似合わず

どこでどの卵を買っても

もれなく印字があります。

 

そして大抵

パッケージにも

コードの読み方が

記されております。

 

…なんて わかりやすい。

 

久しぶりに

日本のスーパーで

卵を買おうとし

いつもの調子で

「せめて数字1レベルが欲しいな、

多少高くても♪」

と思って探しましたが…

 

ない。

 

いや、数字がないのはわかる。

 

そこではなくて

仮に文字だとしても

売っている卵に

ケージ飼いか平飼いか

と言った情報が

ほぼない。

 

実際に どのくらいの割合で

明示しているのがあるのか…

そう思って数えてみたら

12商品中 2つだった。

その 1割です。

 

探す中で

6個300円くらいする

高級卵には確かに

たくさんの情報が載っていました。

 

しかし そこで

アピールしているのは

その栄養価の高さや

清潔、という意味での「安全性」の部分のみ。

 

「飼料に ビタミンEとDHAを配合!

だから栄養たっぷり」

「生産からお届けまで

一括管理しています!」

 

飼料は 栄養たっぷりかも

知れないけれど

そのニワトリは

運動できたのか?

飼料に 抗生物質は

入ってないのか?

 

そういったことは

全くわからない。

 

…てか

平飼いや自然飼料だったら

まずそこをアピールするはずなので

書いてない、ということは

その逆と考えるのが普通。

 

スーパーに並んでいる商品。

それは

需要と供給で成り立っている

市場の最後の部分。

顧客の興味・関心がそのまま

商品に出るものです。

 

日本とイタリアの

卵に求めるものには

こんなに違いがある。

それは どこから来るのだろうか。

 

あなたの冷蔵庫に

今ある卵。

どんな表示がありますか?

 

※最初の画像は 今はもういませんが

我が家の畑で我が物顔で歩き回る

ニワトリと それを見守るイーラ

(狙っているわけではありません(笑))
 

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=913401468842302&set=a.146854048830385.1073741825.100005173711139&type=3

 

 

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