ミラノ発★ラーメン屋実食レポート
ミラノ発★ラーメン屋実食レポート
+-+-+-+-+-+-+-+
つ、ついに…
ミラノにも、日本のラーメン屋さんが出来た!
そんな情報を元に、早速実食リサーチに行ってまいりました。
店名:龍旗信(りゅうきしん) Ryukishin
大阪・堺が本店のよう。
店内には、壁からペーパーランチョンマットから
「堺」の文字が溢れています。
ミラノ発、ラーメン屋のコンセプトは
Zen Express
このネーミング、いいね。
最寄は、Metro緑ラインのSt.Agostino。
お洒落な家具屋などあったり、エリアの雰囲気は悪くない。
リサーチというミッションの元、昼間っから
ビール、餃子、ラーメン、デザートまで
フルコース頼んでみました。
私の個人的結論…
たまたまあのエリアに行って、ラーメンが食べたい時なら行くけれど、
わざわざ行かなくても、ふ○ろうでいいかな。
て感じでした。
※ふ○ろうとは:昨年あたりミラノにオープンした
日本人による日本食レストラン。
寿司からラーメンまで、いろいろあり。
内装・スタッフ:
店内は、完全に日本のモダンお洒落なバー・レストラン、って感じです。
オープンしてまだ三週間くらい、って言ってました。
何気に感動したのが、
テーブル席には、椅子の下に荷物を入れるBoxが、
カウンターには、各席ごとに荷物を引っかけるフックが
装備してある事!
日本では「当たり前」ですが、よく考えたら
イタリアでそんな細かな気遣いをしている飲食店は
まずないと思う!
(そもそも、治安上みんな肌身離さず抱えているが)
日本の気遣い文化と、治安の良さを
改めて実感した一面でした。
スタッフは、驚いた事に、日本人皆無。
オープンキッチン内のシェフ二人も、イタリア人でした。
東南アジア系の、とっても愛想のいい男性ウェイターに
話を聞いたところ、このお店は、昨年のミラノエキスポで
出店していたと。シェフはその頃から働いており、
しっかり「ラーメンのアルデンテ具合」などを習得しているので
ばっちりですよ… との事でした。
ウェイター&ウェイトレスは、彼とイタリア人の女子二人でしたね。
まぁ、日本から派遣するより、現地在住者を教育して雇った方が
明らかにコスト削減になり、いい案だと思います。
ちなみに、責任者と思しき、
レジを担当している若い男子は、チャイナな感じでした。
彼に対して、イタリア人シェフが待遇に文句を言っておった。
客がいるとか、関係なし(笑)
そんなイタリア的一面も好き。
メニューとコスパ:
まずうれしかったのは、
キリンの生ビールがある★
ビールは、全て日本のビール。
キリン以外は、ボトルなようですね。
あとは、ラーメンが4種類。
餃子。枝豆や唐揚げなどおつまみ。
ごはん単品。デザート。
…残念なのは、ランチなのにセットメニューがない!
今回のフルコースランチだと、合計で25,5ユーロの
お会計でした。
1ユーロ130円として計算すると…
3315円!
どんだけ豪華ランチだよ。
ホテルの贅沢ランチレベルになってしまいました。
外国なので、もちろん単純比較してはいけませんが
イタリアの相場を考慮しても、高い。
ラーメン12ユーロ、餃子5つで5ユーロ。
これだけで17ユーロです。
セットにして、せめて15に抑えて欲しかった。
ランチなんて、夜につなげる投資なのですから。
メインのランチセットでの儲けは考えず、
これで引きつけておいて、オプションの
ドリンクやデザートで儲ければいいのにね。
ランチはセットメニュー限定にすれば、
効率もよくウェイターも二人で回せるんではなかろうか。
また、イタリア人にラーメンはまだまだ身近ではないから
もうちょっとカジュアルにして
店頭での実演とかやればいいのに…と思った。
ラーメンでも餃子でも、やってるとこ見せれば
かなり興味惹くだろうしどんなものかわかる。
イタリア人は、好奇心旺盛であると共に
何だかんだ言って保守的だからね~。
龍旗信さん、開店前に相談してくれれば
良かったのに~。
次、メニューごとレポート。
餃子5つ:冷凍だな、って感じ。これで5ユーロか。一個1ユーロか。
外国だからしょうがないけど。。。
ラーメン:塩が一番の売りだそうなので、塩ラーメンに。
とってもあっさりしていて、全くお腹いっぱいにならない。
しかも「チャーシュー」と書いてあった代物は、
鶏肉の薄切り肉でした。
えぇぇぇ、脂が欲しかった… カロリーが欲しかった…
と、すっかり胃袋がイタリア仕様になった私としては、
餃子とビールの後でも、物足りなさが残る結果に。
これで12ユーロか… と、また考えさせられる。
塩ラーメンだから、鶏肉だったのかもね。
ちなみに各ラーメンごとに「デラックス」バージョンがあり、
それには「豚肉のチャーシュー」が選択できます。プラス2ユーロ。
デザート:雪見だいふくの小さいようなのが三つで、4.5ユーロ。
市販のを冷凍輸入だね。ガイジンに物珍しさはあると思う。
総評:
・日本人だらけで、いかにも日本を演出した感じではなく、
現地の人をうまく使い、イタリアになじむ感じにしているのは良い。
・味は、外国のわりに頑張っている。
・でもやはり日本人としては、オリジナルの味にちょっと欠けるし
割高に感じてしまう。
でもこれは、あくまでも個人的感想です。
好みは人それぞれ。胃袋の容量も人それぞれ(笑)
美味しい事はおいしいので、
ご興味ありましたら、是非行ってみて下さいね。
お店の雰囲気もいいので、日本好きのイタリア人を
連れて行ってあげるのもいいと思います☆
※今スマホが壊れていてないので
画像はありません。サイトでどうぞ
