イタリア生活事情~犬のオペ~
今日は、つ つ ついに…
愛犬・イーラの避妊手術を決行いたしました。
2013年に一度子犬を出産。
その後、した方がいいね した方がいいね…
といいつつ延び延びになっていた事。
・使わぬ臓器を持っていると、いわゆる“婦人病”になりやすい。
・特に雌犬は、発情期のフェロモンで雄犬をいたずらにコーフンさせるので避妊すべき。
・自然のままに任せるべき
などなど、いろいろ議論はありますが
我々の結論としては
・一度出産という「仕事」をちゃんと果たしたので、自然の摂理にはある程度従った。
・一度出産した事で女性器官は働いたので、病気にはなりにくい気もするが
・何より、毎年二回発情期が来るたびに、近所の雄犬を異常に引きつけるので、我々も大変だしいわゆる「ご近所迷惑」も考えて。
・そしてこの地方では、放し飼いが普通。未去勢のオスも、うろうろしている。以前も我が家の畑に、2メートルの石塀を乗り越えて雄犬侵入!…万が一の場合、洒落にならん。被害と責任をこうむるのは全部雌犬側であるし。
・かかりつけ獣医からも、「多くはオペをする。繁殖を望まないならば」と何となく勧められた。
という事が理由です。
ワンコのオペ立ち合いなど
人生で初めての事にて
ちょっと私もドキドキ。
前職が医療関係だっただけに
“ヒトとはどんな違いがあるのかしら…”
と興味も深々。
結果、いろいろ興味深かったですね。
ここに、自分の記録も兼ねて
綴っていきたいと思います。
日本の動物病院との違いなども
ありそうだし、
興味のある方、
ワンコを飼っている方の
参考になればうれしいです(^-^)
*****1.事前の健康チェック*****
2016年1月26日
近所の獣医へ受診。
避妊の希望を伝える。
「OK、予約してね」
あっさり承諾。
こちらから、事前の健康チェックを
お願いする。
(お願いしない場合、検査などもせず
オペするのだろうか、
きっとそうに違いない)
その場で、人間のインスリン注射用くらいの
小さなシリンジで採血。
ヒト同様、前足に駆血帯をし
動脈を探すのが面白い。
獣医さんが書いてくれた検査結果。
…「医者の字は達筆すぎて読めない」は
万国共通と知る。
データ:
空腹時血糖:71㎎/dl
…尿酸?:0,65㎎/dl
…GOT又はGPT?:41,5u/l
Hb;14,6g/dl
しかも早口過ぎて聞き取れないし。
2番目と3番目の値は、医師の言葉
「これは腎機能と肝機能」そして
値と単位から推定。
全て正常値、とのこと。
Good!
1週間後にオペ予約をしてその日は終了。
次回は、いよいよオペ当日のレポです。
お楽しみに~(^^)/
※避妊手術に反対の方や、
気分を害する方は読み進めないで下さい。
↑写真は、ある冬の午後。
Tiranoそばの山の集落近くを
お散歩中にて。