気軽に絶景★コルヴァッチ展望台~スールレイ峠往復【エンガディンお勧めハイキング・初級】
Gruezi(グリュエツィ)!
…スイスドイツ語で「こんにちは」。
当初ずっと
Grazie(グラツィエ)!「ありがとう」
だと思っていた
イタリア仕込みのヒロコンタディーナです。
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さて今日は、
気軽&手軽に絶景を楽しめる
お勧めコース
【コルヴァッチ展望台~スールレイ峠往復】
をご紹介します。
標高の高いところまで
気軽にロープウェイなどで行けるのが
スイスの魅力。
こちらのコースも、
よく整備されたスイスの山トラベルシステムを
最大限に活用したコースです。
まずは、エンガディン地方で一番高い展望台、
コルヴァッチ展望台を目指します。
コルヴァッチ・ロープウェイ駅
↓
中間駅Murtel(ムルテル)
↓
コルヴァッチ展望台
と、ロープウェイを2本
乗り継いでの旅。
30分もかからないこの旅ですが
標高は何と
ふもと駅:標高 1,870m。
Murutel駅:標高 2,702m。
頂上展望台:標高 3,303m。
と、一気に1,433mもの標高差を
行き来するのです!
びっくりですねぇ。
頂上なんて、ほぼ富士山ですよ。
そこまで、ただ立ってれば
30分で連れて行ってくれるのですよ。
恐るべし、スイス。
そして、そこまで上がると
360度の大・パノラマが
あなたを待っています★
南側からは、
エンガディン地方のいわゆる名峰が一望。
北側は、湖が点在する開けた風景と
山・山・山。
こちらは北西の風景。
運が良いと、写真左の方に
モンテローザ、マッターホルンも
見えるのですよ★
26倍ズーム!でとらえたモンテローザ。
低い雲のベールの上に
浮かび上がるようにそびえていました。
直線距離でも 180㎞近く離れているのに
この大きさ、この存在感。凄いです。
マッターホルン…も見えたはずですが、
こちらからだと
お馴染の“鎌首”スタイルではないので
イマイチ判別できず。
ともかく、夏にここまで見えるだけで
超★ラッキーです。
こちら、北東方面。
サンモリッツや、そこからケーブルカーで行ける
Piz Nair(ピッツ・ネイル)などが一望できます。
午前中早い時間だと、
ほぼ 貸し切り状態~♪
パノラマを 独り占めして下さいっ(≧▽≦)
展望台で眺めを堪能した後は、
中間駅ムルテルまで降りて
そこからスールレイ峠まで歩きます。
下りのロープウェイから見たハイキングコース。
右上に小さく見える山小屋がゴールです。
ハイキング起点から見た山小屋シルエット。
背後に輝くのは、もちろん氷河です♪
ハイキングコース全景。
前後のみ少し坂ですが、
後はほぼ平坦な楽ちんコース。
のどかです。
沿道では、もちろん高山植物がお出迎え。
峠に着くと、先ほど展望台から見た風景が
間近にどーん!と。
湖がまた 心にくい演出をしてくれます。
この地方最高峰、
Piz Bernina(ピッツ ベルニナ)を背景に。
氷河がすごいワン★
…と 言ってるかも知れない。
片道 約1時間のコース。
展望台に寄ってから行くと
峠に着くのはちょうどお昼頃になります。
なので…
“峠の茶屋”で一休みしましょう♪
先ほど立ち寄った展望台を背景に。
宿泊も可能です。
ここに立ち寄ったら
絶対に!食べて欲しい
大麦のスープ、ウィンナー添え
【Bundner Gerstensuppe mit Wurst】
~ビュンドナー・ゲルシュテンズッペ、ミット ヴルスト~
…添え、というか…
そのままズボッと突っ込むところが
山小屋らしいッ (≧▽≦)
大麦のスープは、サンモリッツが属する
グラウビュンデン州の郷土料理なのです。
なので、下界でも
大抵のレストランで味わえます…
が…
なんでだろう、ここのスープは格別★
山小屋のマダムが自慢するのもわかる、
とってもほっこり&しっかりしたお味です。
歩いた後に、氷河の絶景を眺めながら…
という環境も
最高のスパイスになっていることは
間違いありません。
のんびりした後は、
来た道を戻って腹ごなし。
あまり歩けない方でも
気軽に絶景を楽しめる
お勧めコースのひとつです(^_-)-☆
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【(コルヴァッチ展望台~)スールレイ峠往復】
起点/終点:ムルテル・ロープウェイ駅
ハイキングゴール:スールレイ峠
最低標高:2,662m
最高標高:2,755m
標高差:93m
距離:片道約3㎞(往復約6㎞)
所要時間:片道約1時間
※平坦コースですが、
そもそもの標高が高いので
歩く際は油断しないようにしましょう。
高山病に弱い方は特にゆっくり、
様子を見ながら歩くべし。